アメリカ合衆国 アラスカ州・アンカレッジに行ったら何をする?おすすめ観光名所・グルメ

ANC

アラスカ州最大の都市、アンカレッジ。
クック湾に突き出た半島に位置するアンカレッジは、周囲を入り江と山に囲まれ、自然と人工の調和がとれた町として、全米都市賞を受賞した経歴を持ちます。
街路が碁盤の目のように整備され、近代的なビルとログキャビンが軒を連ね、街角には白樺の木々が立ち並んでいます。
周囲の山々にひけを取らないほど大きく成長した街でありながら、広大な大自然の雄姿を見ることができ、豊富な体験が待つ街。
様々な魅力に溢れ、刺激的な側面も見せるアンカレッジのおすすめスポットを紹介します。

目次

爽快な日帰りトレイル フラットトップマウンテントレイル

ダウンタウンから車で約20分のフラットトップ山。
標高3510フィート、約1053mの山で、頂上が平らになっていることからこのような名前で呼ばれています。
トレイルは標高2260フィート、森に囲まれたエリアからスタートし、眺めの良いブルーベリーヒルを通り、山頂を目指します。
どの地点からも雄大な景色が望むことができ、厳しい岩場を歩いて山頂に到達すれば、アラスカ山脈やクック湾、アンカレッジの街並みが一望できます。
ヘラジカなどの野生生物に出会い、自分の足で山を歩きアンカレッジを見下ろす体験は、一生忘れられない思い出となることでしょう。
5~10月は、アンカレッジのダウンタウンからトレイルヘッドまで、フラップトップ マウンテン シャトルが運行されています。

音と共に新しい氷山が生まれる ポーテージ氷河

ポーテージ氷河は、アンカレッジから一番近い氷河として人気があります。
チュガチ国有林の一部で、米国森林管理局指定のレクリエーションエリアとなっています。
アラスカでも人気のあるスポットのひとつで、大規模な氷河に皆、圧倒されています。
観光船クルーズを利用すれば、青白く輝く氷河を間近で観察でき、湖岸からは見られない氷の世界が味わえます。
体力に自信のある方は、凍り付く氷河の近くをトレッキングして、より近くで体感するのもおすすめです。
また、ベギッチボッグスビジターセンターを訪れれば、氷の洞穴模型を歩いたり、氷の中の生物を観察したりすることができ、ポーテージ氷河について知ることができます。
現在は地球温暖化の影響で急速に後退が進み、観察デッキから氷河は見えなくなってしまいましたが、興味深い体験ができます。
1世紀に5キロメートルという、驚きの速さで後退しているので、機会を見つけて体験してみてください。

想像を超える大自然に胸を打つ チュガッチ州立公園

州立公園としてはアメリカで3番目の規模をもつチュガッチ州立公園。
アンカレジからカナダにかけての沿岸地帯320kmに広がるチュガッチ山脈の西側、高峰が削られてできた地域にあります。
ここでは、ハイキング、スキー、スノーモービル、ラフティングなど、様々なアクティビティを体験できます。
また、公園は特徴ある4つの自然環境に分けられており、登山や野生動物観察にも最適な場所。
ムースやドールシープ、マウンテンゴードをはじめ、アラスカ州に住むほとんどすべての動物が生息しています。
シロイルカが泳ぐ湖、ベルーガ ポイントもぜひ訪ねてみてください。
様々な樹木が茂る森林を散策し、動物たちに出会った後は、キャンピング場でテントを張って滞在することも可能です。
雪を頂く山々、美しい谷、河川や湖、氷河を眺め、静かな環境を堪能してください。

魅惑のアラスカコレクション アンカレッジ博物館

アンカレッジ博物館はアラスカ最大の博物館で、美術、歴史、科学を通じてアラスカと世界を結びつけることを目的としています。
近代的な建物には、スミソニアン協会所有の先住民文化がわかる珍しい民芸品の数々、山や動物をモチーフにした絵画や美術品等が展示されています。
また、イマジナリウム ・ディスカバリーセンターでは、大きな風船や地震の振動テーブル、ヒトデを手で触れることができるマリン・タッチ・タンクなどがあり、小さな子供どもから大人まで楽しめる仕掛けが成されています。
ショップではクラフトやアート、玩具などを取り揃え、レストランではアラスカのシーフードを中心とした創作料理が楽しめます。
他にも、ゴールドラッシュやロシア領時代のアラスカの歴史を物語るギャラリー、新設されたプラネタリウムがあり、まさにアラスカ三昧の施設となっています。

キャプテンクックとともに美しいサンセットを望む レゾリューションパーク

ダウンタウンより歩いて15分のところにあるレゾリューションパーク。
ここには、アラスカ州を航海したキャプテンクックの銅像が立ち、素晴らしい景色を眺めることができます。
遠くにはマッキンリー山が聳え、すぐ側にはクック湾の美しい風景が広がっています。
展望デッキの下には線路が通っており、アラスカ鉄道が通過します。
夕陽の名所でもあり、観光客はもちろんのこと、地元の人々にも親しまれている公園です。

民族体験で深める固有の文化 アラスカ・ネイティブ・ヘリテージ・センター

アラスカ・ネイティブ・ヘリテージ・センターは、アメリカ先住民の文化を保存記録する施設として1999年に設立されました。
アラスカには少なくとも11の先住民の文化があり、それぞれに固有の言語、伝統、物語があります。
その魅力を歌やダンス、物語やデモンストレーションで紹介し、ユニークに発信しています。
ガイド付きの村落地域ツアーでは、昔ながらの文化をじっくりと見学することができ、犬ぞり体験もできます。
民族たちがどのようにして世界でも有数の興味深い気候を乗り越え、受け入れ、繁栄してきたのか。
様々な体験やガイドを通して、膨大な文化の歴史を学んでみましょう。

清らかな水に恵まれた美しい雄姿に感銘 フッド湖水上飛行場

アンカレッジ国際空港の北にあり、フッド湖、スペナード湖という2つの湖を人工の水路でつないだ世界でも有数の水上飛行場です。
アラスカは広大な土地に限られた数の道路しかないので、小型飛行機網が発達しており、エア・タクシーがあるほど、飛行機は欠かせないものとなっています。
特に水上飛行機は、滑走路となる長く平らな土地がなくても、川や湖さえあれば着水できるので大活躍です。
そのため、この水上飛行場は水上機の滑走場として世界最多の発着数を誇り、1日200回以上の離着水を見に、多くの人が訪れています。
美しい湖と雄大な山々、緑に囲まれ、飛行機が飛び立つ姿は解放感があり爽快!必見です。

アツアツを食べる夏の風物詩 サーモンベイク

アラスカ州を訪れたら必ず食べておきたい食材、サーモン。
小さな子どもからご年配まで、老若男女問わず人気のシーフードです。
アラスカのサーモンは質が良く、どんな食べ方をしても美味しいのですが、サーモンベイクは野外のバーベキューで、目の前で焼いたサーモンをアツアツで食べることができる本場の料理です。
キングサーモン、シルバーサーモン、レッドサーモン、チャムサーモン、ピンクサーモンなど、獲れるシーズンが少しずつ異なります。

サンタクロースのお供、あのトナカイを食す! ホットドック

アンカレッジのダウンタウンを歩いていると、折々に”REINDEER SAUSAGE”という文字を目にします。
何を隠そう人気のある、トナカイ肉のホットドッグ。
オーダーするとその場でソーセージを焼き、ドッグパンに挟み、好みでオニオンやピクルス、ソースをトッピング。
トナカイは牛肉より脂が少なくあっさりしていて、クセもないので、言われなければ気づきません。
焼きたてがパリッとジューシーで美味しく、6~7ドルと手ごろなので、屋台をみつけたら、ぜひチャレンジしてみてください。

ゴロゴロと入った新鮮な海の幸! シーフード・チャウダー

アメリカではアサリと野菜がはいったクラム・チャウダーが主流ですが、アラスカではシーフード・チャウダーが人気。
カニ、エビ、サーモンなど、何種類もの海の幸がたっぷり入り、食べ応え抜群です。
新鮮で濃厚な味を気軽に楽しめ、大きいボウルにたっぷり注がれて10ドルほど。
サーモングリルとの相性も良く、冷えた体も温まり、贅沢な気分に浸れます。

世界最北のビール醸造所で製造される地ビール アラスカンアンバー

アラスカンアンバーは、アラスカンビールの定番中の定番。
約100年の歴史を誇る、ジュノーに残った数少ないビール醸造所、アラスカン・ブリュワリーで製造されるビールです。
アラスカでは、1881年に金が発見された後、炭鉱労働者たちの喉の渇きを癒すために、ビール醸造所が創業して活況を呈していました。
現在は製造環境や交通などの要因から、ほとんど作られていません。
そんな中、数々の難題を切り抜けて製造されるビールがアラスカンアンバーです。
すっきりした味わいで、ローストした麦芽の甘さと香ばしさが特徴のビールは、どんな料理にもよく合います。

アメリカ合衆国・アラスカ州 アンカレッジの観光スポットを楽しもう

地球最北端の都市のひとつであるアンカレッジは、周囲を取り囲む3つの山脈、緑豊かなトレイルなど、風光明媚な景色はもちろん、金融、通信、国際貿易港としての役割も強く、それらが見事に調和した街。
賑やかな活気に溢れ、壮大な自然と文化、新しいものと古いものがバランスよく合わさって魅力的な風景を生み出しています。
季節ごとのアクティビティも多く、幻想的なオーロラは年間にして100日ほど見ることができます。
アラスカ鉄道の出発駅でもあるアンカレッジは、アラスカ旅行の拠点でもあり、訪れる人々を様々な体験へと誘います。

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