フランス共和国・アビニヨンに行ったら何をする?おすすめ観光名所

アビニヨンは、フランス南部のプロヴァンス地方にある街で、パリから高速鉄道で3時間弱のところにあります。
14世紀に法王庁が一時的に移されたため、街中には歴史的な建造物が多数残っている観光地です。
お洒落で都会的なパリとはひと味違う田舎ならではののんびりとした穏やかな街並みが広がっており、ゆったりと過ごすことができます。
また、日本でも有名な童謡「アビニヨンの橋の上で」の街としても有名で、この歌のモデルとなったサン・ベネ橋はアビニヨン観光で外せないスポットとなっています。
今回は、そんなアビニヨンの観光名所をご紹介いたします。

目次

ローマ法王が暮らした法王庁宮殿

14世紀に法王庁が一時的にアビニヨンに移された際に、ローマ法王が70年ほど暮らしていた法王庁宮殿は、今も当時の姿のまま残されて貴重な歴史的建築物として大切に保存されています。ヨーロッパ最大級のゴシック宮殿としても有名で、その立派な宮殿をひと目見ようと多くの観光客が訪れます。
ローマ法王の寝室や書斎にはフレスコ画が飾られ、当時の部屋の様子を今も見ることができます。
宮殿内には展望台があり、ここに上るとアビニヨンの街を一望することができます。
かつてのローマ法王がアビニヨンの街を眺めていた気分を味わえます。

あの童謡のモデルとなったサン・ベネ橋

「アビニヨンの橋で 踊るよ 踊るよ」
という歌詞(訳者により異なります)で日本語でも歌われる「アビニヨンの橋で」という童謡は、フランスでは子どもの数え歌として親しまれています。
この「アビニヨンの橋で」のモデルとなった橋がサン・ベネ橋です。
12世紀に完成したサン・ベネ橋は、完成当時は900mにも及ぶ巨大な橋でした。
13世紀に十字軍により破壊されてしまい、以後修復が重ねられましたが、ローヌ川の氾濫に何度も見舞われたことや、数々の戦争が起こったことなどから17世紀には修復を断念し、今は途中までの姿だけが残されています。

アビニヨンの大司教の住居を改築したプチ・パレ美術館

法王庁宮殿のすぐ近くにあるプチ・パレ美術館は、14世紀から15世紀にかけてアビニヨンの大司教が暮らしていた建物を改築したものです。
とても豪華で美しい外観は、当時の大司教の力の強さを感じさせます。
内部には「アビニヨン派」といわれる絵画や、イタリア絵画を中心とした様々な絵画が展示されており、中でもボッティチェリの「聖母子」は名作として有名です。
初期イタリアルネサンス絵画が多数所蔵されているのは、フランスの美術館としては珍しく、多くの美術ファンが訪れます。

岩の上にある見晴らしの良いロシェ・デ・ドン公園

ロシェ・デ・ドン公園は岩の上にある公園で、この公園からはアビニヨンの街並みがよく見渡せます。
ローヌ川や、サン・ベネ橋など、アビニヨンの名所を小高い岩の上から眺められるので、天気の良い日には是非足を延ばしてみてください。
地元の人々の憩いの場所にもなっている公園ですので、休日にはのんびり散歩を楽しんだりデートを楽しんだりするアビニヨンの人々の姿が見られます。

ファーブルが暮らしていたアビニヨン旧市街のタンチュリエ通り

アビニヨンの旧市街には、古い街並みが残るタンチュリエ通りがあります。
石畳の道が小ぢんまりとした地区に走り、脇を流れる運河には水車がいくつも回り、まるでおとぎの国のような可愛らしい街並みが広がっています。
映画のロケ地としても使われるタンチュリエ通りは、まさにフォトジェニックなスポットで、インスタ映えするような写真がたくさん撮影できます。
ファーブル昆虫記の著者である昆虫学者ジャン・アンリ・ファーブルがこのあたりに住んでいたということでも有名な地域です。

観光の合間にひと息つくならプラス・デ・シャテーニュ

アビニヨン観光でひと休みするのにおすすめのスポットがプラス・デ・シャテーニュです。
法王庁宮殿から少し歩いたところにあるプラス・デ・シャテーニュには、レストランやパン屋があり、食事をしたりベンチで休んだりできます。
春から秋にかけては、広場でクラシックやジャズなどの楽器演奏のパフォーマンスが見られることもあります。
天気が良い日はテーブルとイスが外に並べられ、人々が青空の下で食事を楽しむ様子が見られます。
アビニヨンには、プラス・デ・シャテーニュの他にも、時計台広場など、人々が集まる広場が多数あり、それぞれ待ち合わせ場所としても地元の人に活用されています。

フランス共和国・アビニヨンの観光スポットを楽しもう

アビニヨンには、ローマ法王が暮らしていたローマ法王庁宮殿があり、ヨーロッパ最大級のゴシック宮殿を見るために多くの観光客が訪れます。
最大の観光名所は勿論法王庁宮殿ですが、他にも美術館や街中の広場など、様々な観光スポットがあります。
のんびりとした南仏特有の雰囲気を味わえる街なので、パリなどとはひと味違う時の流れを感じて、ゆったりとした旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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