フランス共和国・マルセイユに行ったら何をする?おすすめ観光名所

マルセイユは南フランスの都市で、フランスで最も古い歴史ある港町です。なんと紀元前7世紀に古代ギリシャの植民都市として建設されたところから歴史が始まっており、フランスという国ができる遥か前から都市として栄えていました。
フランスの家庭料理を代表する魚介の旨味が味わえるブイヤベースは、ここマルセイユの名物ですので、ぜひ食べてみてください。
今回は、そんな南仏の古都マルセイユの観光名所をご紹介いたします。

目次

マルセイユ観光では絶対に外せない ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院

マルセイユのシンボルとも言えるノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院は、小高い丘の上に建ち、街中のどこからでも見つけることができます。
港町らしく、内部にはたくさんの船の絵や模型が展示されており、船乗りたちが祈りを捧げにやってきた寺院だということが伺えます。
祭壇には銀色に光るマリア像が祀られ、その背後にはイタリアのベニスのモザイク画が飾られていて、とても美しく、ヨーロッパ各所で見られるキリスト教の寺院の雰囲気とは少し異なる雰囲気を味わえます。
夜にはライトアップされ、とても幻想的な姿を見せてくれます。
街中から遠目で見るのもおすすめですし、逆に寺院のある丘からトワイライトにたたずむマルセイユの街並みを眺めるのもオツです。

マルセイユの玄関口であり人々の活気であふれる旧港

マルセイユ観光で必ず訪れるのが旧港です。
昔ながらの港で、地元の人々の活気であふれていて、生活の様子や街の息遣いを感じられます。
港近くの市場には新鮮な魚介が並び、レストランでは獲れたての魚介を使った絶品シーフード料理が食べられます。
マルセイユ名物のブイヤベースを味わうならば、この旧港のレストランがおすすめです。
日曜日にはストリートパフォーマンスが人々を楽しませる様子も見られるので、美味しい料理に舌鼓を打ちながら、地元の人々の休日を一緒に楽しむのも良いかもしれません。

美しい自然の造形美を楽しめる カランク国立公園

2012年に国立公園に定められた「カランク」は、手つかずの自然が造り出した造形美を楽しめるマルセイユの注目人気スポットです。
複雑な形に風化した石灰岩の崖や、コバルトブルーの入り江、自由に飛び回る野鳥たち、南仏ならではの自然溢れるカランクは、地元の人々も愛する憩いの場で、休日には多くの人が訪れます。
散歩やハイキングを楽しんだり、入り江でシーカヤックに挑戦したり、野鳥観察で鳥たちの暮らしを覗いたり、楽しみ方は人それぞれです。

デュマの名著「モンテ・クリスト伯」で有名になったイフ城塞

アレクサンドル・デュマの「モンテ・クリスト伯」は、世界各国語に翻訳され世界中の人々に読まれている名著で、劇化され舞台や映画、日本でもドラマなどで演じられています。
その「モンテ・クリスト伯」の舞台のひとつとなった場所がマルセイユの港からほど近いイフ島にあるイフ城塞です。
イフ城塞は、海からやってくる敵からマルセイユを守るために築かれましたが、実際に使用されることは一度もありませんでした。
マルセイユの旧港から遊覧船で訪れることができますが、冬期は運航しておらず、シーズン中も荒天時には船が止まってしまうため、行けないこともあります。
海風が強く、かなりの強風にあおられるため、風よけがあると良いでしょう。

要塞に囲まれた重厚なサン・ヴィクト-ル修道院

サン・ヴィクトール修道院は、海岸線防衛のための要塞に囲まれた修道院で、周りを取り囲む要塞の造りは重厚でどっしりとした物々しさが感じられます。
ここに祀られているヴィクトールは「猟師の守護聖人」で、4世紀に殉職しました。
港町マルセイユの人々がヴィクトールを祀って造った修道院ですが、教会の地下礼拝堂は18世紀ごろには刑務所として使われていたという驚きの過去があります。
礼拝堂の片隅には「黒いマリア像」が祀られています。

船や港について知ることができる 海洋・経済博物館

港町ならではの船や港、海などに関する展示物が充実した海洋・経済博物館では、人々の暮らしを支えてきた海との関りの歴史を知ることができます。
数々の船の模型や銅版画、潜水具など、海と人を繋ぐあらゆるツールが展示されているので、港で海とともに暮らしてきたマルセイユの人々の文化や生活の大切な要素として、新鮮な角度で海を見られるようになります。

メインストリートで賑やかな街の様子を楽しめる カヌビエ-ル大通り

マルセイユの中心となっているメインストリートであるカヌビエール大通りは、いつも人通りが多く、車も行きかい、賑々しいスポットです。
観光客のためのインフォメーションセンターがあり、日本語の地図も置いてあるため、マルセイユの情報を得るのにおすすめです。
レストランやショップも充実しており、ひとりでブラブラ散策するのにもおすすめのスポットですが、スリやひったくりには十分気を付けましょう。

フランス共和国・マルセイユの観光スポットを楽しもう

フランスの古都マルセイユには古くから人々の生活を支えてきた港を中心に栄えてきました。その歴史は古く、数々の寺院や大聖堂、教会が歴史の流れを私たちに教えてくれます。
港に立ち寄ってマルセイユ名物のブイヤベースをいただき、歴史ある数々の観光スポットを巡り、そして市場などに立ち寄って人々の生活を覗き、美しい海と南仏の自然に触れ、忘れられない旅の思い出を作ってみてはいかがでしょうか。

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