ブラジル・リオデジャネイロに行ったら何をする?おすすめ観光名所・グルメ

RIO

ブラジル南東部に位置する国際観光都市、リオ・デ・ジャネイロ。
美しいビーチを持つ湾岸都市でもあり、サンパウロに次ぐ第2の大都市です。
2月中旬から下旬ごろに行われるカーニバルで有名ですが、世界三大美港にも数えられる自然豊かなエリアで、その美しい景観から「山と海との間のカリオカの景観群」として、2012年に世界遺産にも登録されました。
美しいビーチや巨大な奇岩、熱帯雨林と市街地が融合した風光明媚な都市の見どころをご紹介します。

目次

在りすぎて選べない!絶景の3大ビーチ+1

リオデジャネイロ市内には数多くのビーチがあり、泳げるビーチと泳げないビーチ、サーファー向けのビーチなど様々です。
気候も良く、ブラジルの夏にあたる1・2月になると、サンサンと輝く太陽のようなビーチは、多くの人で賑わいます。
絶景で知られる3つのビーチと、選びきれなかった美しいビーチ+1はこちらです。

・コパカバーナビーチ
ブラジルで最も有名なビーチで、全長4キロにも及ぶ巨大なビーチです。
その壮大な白い砂浜は世界遺産「山と海との間のカリオカの景観群」にも含まれており、美しいカーブを描く海岸線と照りつける太陽はまさにリオの象徴となっています。
ビーチ沿いにはたくさんのレストランが並び、「海の皇女」というニックネームの名の通り、多くの観光客を魅了してやみません。
70年代にロベルト・ブルー・マルコスによりデザインされた波模様の石畳もファッションや雑貨などに多く使用され有名です。

・ボタフォゴビーチ
リオの2大観光名所ポン・ジ・アスーカルとコルコバードのキリスト像を望みながら楽しめるビーチです。
奥まった小さな湾になっており、マリンスポーツの船が船舶しているため海水浴向けではありませんが、その景色は絶景です。
ビーチから道路を挟んですぐの場所に立つボタフォゴ・ショッピングの最上階は展望テラスにもなっており、ポン・ジ・アスーカルの絶景を見渡すこともできます。

・イパネマビーチ
“イパネマの娘”で有名なイパネマ・ビーチ。
ロコ向けのカフェやレストラン、売店で賑わい、ビーチはかなり混雑しています。
「アルポアドール」という岩の塊から見渡すイパネマビーチはとにかく絶景で、ビーチの向こうには「ドイス・イルモンス」と呼ばれる双子山も望むことができます。
同じビーチでも双子山の方になるとレブロンビーチと呼ばれる別のビーチになります。

・レブロン・ビーチ
豪邸が建ち並ぶ華やかなエリアで、高級レストランやバー、お洒落なブティックなどがあり、食事や買い物にも便利なスポットとなっています。
海水の色、透明度が抜群に美しく、保管しているのビーチから位置的に遠いこともあり、落ち着いた海岸です。

リオデジャネイロの顔!コルコバードのキリスト像

標高は710mのコルコバードの丘に立つ、両手を広げたキリスト像。
リオデジャネイロを一望できる丘の上に「キリストの神様が見守る街」という意味を込められて立てられた像です。
その大きく手を広げる姿は人々の心の温かさを表し、リオの街を優しく包み込むかのようです。
長きにわたってポルトガルの植民地としての歴史を歩んできたブラジル。
1931年にブラジル独立100周年を記念して完成したこの像は、国民の多くを占めるキリスト教徒にとっての心の拠り所であり、リオを代表するモニュメントとして人々に愛されています。
コルコバードの丘は絶景スポットとしても有名で、自然と街並みが一体となった美しい眺望を一望できる場所です。
キリスト像と同じように、両手を大きく広げたポーズで一緒に記念撮影するのも定番となっています。
長い旅の果てにキリスト像とともにリオの街を見下ろせば、この街の不思議な魅力の数々が、深く心に刻まれることでしょう。

絶対に行きたい!絶景の奇岩 ポン・ヂ・アスーカル

通称シュガーローフ・マウンテンと呼ばれるこの奇岩は、太平洋に繋がるグアナバラ湾に突き出す半島の上にあります。
かの昔、砂糖を運搬する際は円錐のような形にして盛っていました。
ブラジルのサトウキビ貿易の全盛期によく見られた運搬方式で、この奇岩の形がその砂糖に似ていることから名付けられました。
ガラス張りのケーブルカーに乗ると、360度に広がるリオの大パノラマを楽しみながら山頂に上ることができます。
1本目のケーブルカーを降りると、ウルカの丘にはケーブルカーの展示やカフェテラス、観光案内所などがあり、ゆったりとしたスペースでのんびりと景色を楽しむことができます。
ケーブルカーを乗り継いで頂上まで辿りつくと、ダイナミックなリオデジャネイロの風景が広がり、そこから眺める夕日は息をのむほどの美しさです。
海面と光のコントラストが美しく、街と熱帯雨林の幻想的な夕景に、鮮やかな異国の風を感じてみてください。

カラフルで可愛いリオの新名所! エスカダリア・ド・セラロン

坂の多いブラジルのどこの町にもありそうな、ラパ地区を貫く200段を超える長い階段。
下から見上げると、ステップの一段一段すべてにカラフルなタイル絵が施されています。
リオに住んでいたチリ出身の芸術家ホルヘ・セラロンが愛するブラジル人へ捧げるため、世界中から小さなタイルを集め、20年以上を費やして制作しました。
世界約50か国の様々なタイルをこつこつと貼り、赤を基調とした情熱的なデザインの随所に、ブラジルへの愛が感じられます。
そもそもは自宅前の階段をデコレーションしたのが始まりで、次第に近所の人たちの理解を得て、長い年月をかけ壮大な新名所が出来上がりました。
リオという街がどれだけ素敵な街か、この階段が物語っているかのようです。

これが教会?自分の目を疑うギャップが魅力 カテドラル・メトロポリターナ

ピラミッドを思わせるような、円錐形の先端を切り取った斬新なデザインが特徴の大聖堂です。
1976年に建造された南米最大級の教会で、円錐形の形は、人々と神との等しい関係、近さを表しており、そのユニークな構造は、とても教会とは思えない無機質な形かもしれません。
一方、中に入ってみると壁一面に付けられた巨大なステンドグラスは圧巻で、色とりどりに煌めく帯に、誰もが驚かされます。
季節や時間など太陽が当たる方向によって色を変え、その日その時にしか見られない神秘的な光の美しさに魅了されることでしょう。
地下には宗教博物館も併設されており、彫刻、壁画などがコレクションされています。
ドン・ペドロ2世を始めとする王室の洗礼に使われたという聖水盤もあるので、こちらにも注目してみてください。

テクノロジーが集結!明日の博物館

リオデジャネイロには、外観からして好奇心をそそられる、個性的な博物館、美術館が数多くあります。
2015年にオープンした明日の博物館は、スペイン人建築家サンティアゴ・カラトラバにデザインされた恐竜の骨のような奇抜な風貌をしています。
実はパイナップル科の植物「アナナス」からインスパイアされた形態で、海に面しているため、ポートエリアの景色も眺められます。
内部の展示は、「人類の歴史や現状を知り、未来について考えよう」というコンセプトで、環境問題をはじめ、現在地球が置かれている状況や人類の社会問題、宇宙やニューアートなどを最先端のテクノロジーを駆使し、来場者を楽しませています。
入場してすぐにある360°シアターも目玉のひとつで、寝転がりながら生命の誕生・神秘についてのミニフィルムを見ることができます。
AI(人工知能)やエコについての知識を深めることができ、大人も子供も楽しめる施設となっています。

食べること必須の豪快な肉の塊! シュラスコ

鉄串に牛肉や豚肉、鶏肉の大きな塊を刺し通し、荒塩をふって炭火でじっくり焼く、シュラスコ。
火力調整には炭火に直接水をかけながら焼くので、水をかけた時の蒸気で肉の柔らかさを調整することができ、好みの柔らかさにして食べられるのが魅力です。
一般家庭ではバーベキューのようにそのまま食べたり、パンに挟んで豪快に食べますが、レストランなどでは炭火で焼いた後、テーブルに運ばれてきた肉の好きな部位をそれぞれ指定し、削ぎ切りにしてもらった肉を食べるのが主流です。
玉ねぎやピーマン、トマトなどを微塵切りにして塩やワインビネガー、オリーブオイルで混ぜた定番のソースが添えられ、エスニックな味も楽しめます。
お店にはそれぞれにこだわりがあり、シンプルながらも深い味わいに、舌鼓を打つことでしょう。

黒い見た目とのギャップを味わう フェジョアーダ

黒豆とお肉をニンニクや岩塩で煮込んだ代表的なブラジル料理のひとつで、ブラジルの国民食です。
本来は水曜または土曜のお昼に食べる料理ですが、リオを訪れれば、食堂や高級レストランなど様々な場所で食べることができます。
伝統的な作り方では、牛肉のほか、足、耳やしっぽなどの豚肉の部位が使われ、黒いフェイジャオン(隠元豆)とリングイッサという生ソーセージなどを一緒に煮込みます。
見た瞬間は、黒い見た目に驚かされますが、実際に食べてみるとまろやかな味わいで、独特な香りやクセも少ない料理です。
バターライスやパン、炒めたケールやキャッサバなどと一緒に提供されるのが一般的で、塩気も強いのでごはんがよく進みます。
最近では、シーフードを入れたものやお肉を使わないベジタリアン・フェイジョアーダなどもあります。

ブラジルの風を感じるビタミンカクテル カイピリーニャ

ポルトガル語で“田舎の娘さん”という意味の伝統的なカクテルです。
さとうきびの絞り汁をそのまま発酵し、蒸溜させて作られるカシャッサを基酒(ベース)として作られ、口当たりがやや重たいのが特徴ですが、ライムと砂糖、クラッシュアイスを入れることで、甘くてさわやかな味わいになります。
カシャッサは原液でアルコール度数40%のスピリッツですが、カイピリーニャとして飲むと25%ほどになります。
太陽が降り注ぐビーチで、昼間から強めのお酒を爽快に味わうのも、リオの旅の醍醐味になることでしょう。

ブラジル・リオデジャネイロの観光スポットを楽しもう

サンバと情熱の熱い街、リオデジャネイロ。
カラフルで賑やかなカーニバルで有名なこの街は、海と自然が織りなす風光明媚なスポットや文化的な景観、目を見張るような近代的な建物など、数えきれないほど多くの魅力に溢れています。
ビーチにある椰子の木陰でのんびりと人生を楽しむカリオカ本来の姿を眺めたり、自然と街が融合した絶景を一望して想いを馳せたり。
世界遺産リオデジャネイロは、生きる喜びにあふれ、これからも世界中から訪れる人々を魅了していくことでしょう。

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