ハワイ・カウアイ島に行ったら何をする?おすすめ観光名所・グルメ

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ハワイ諸島の中でも、最も古くに形成された最古の島、カウアイ島。
豊かな自然に恵まれたこの島は、その静けさと壮大さから「ガーデンアイランド」と呼ばれ、長い歴史に包まれた、深く神秘的な魅力を秘めています。
美しい海はもちろんのこと、海岸線には切り立つ岩々が聳えたち、山にはエキゾチックな熱帯のジャングル。川や滝も流れ、数々の神話やハワイの原風景も島のあちらこちらに残されています。
そんなカウアイ島には、他の島にはない見どころがたくさんありますので、厳選してご紹介します。

目次

地球のパワーを感じる壮大な自然の彫刻 ワイメア渓谷

ワイメア渓谷は、カウアイ島を代表する人気スポットのひとつで、「トムソーヤの冒険」でもお馴染みの作家、マーク・トウェインが「太平洋のグランド・キャニオン」と呼んだ渓谷としても有名です。
世界一の降水量を誇る標高1569mのワイアレアレ山。そこに流れ落ちる雨水が赤土の大地を削り取り、想像を遥かに超える長い年月をかけてこの自然の彫刻が誕生しました。
ワイメア渓谷を見られる展望台は、ワイメア渓谷州立公園側に3ヶ所、コケエ州立公園側に2ヶ所あり、それぞれ違った素晴らしい景色が見られますが、中でもワイメア渓谷州立公園にあるワイメア・キャニオン展望台は外せません。
晴れの日でも絶景ですが、雨上がりに虹がかかった姿は、はかないからこそ神秘的。世界中から訪れる観光客が、後を絶えません。
まさに「地球の裂け目」と言えるような壮大なスケールと美しさに、自然の歩みを肌で感じ、誰もが息を飲むことでしょう。

簡単には行かれない!神々が造り出した秘境の絶景 ナ パリ コースト

崖のそり立つ全長27kmの海岸線、ナ パリ コースト。
ナ・パリとはハワイ語で「絶壁」を意味し、長い時間をかけて隆起や風雨の浸食によってつくりだされた岩肌は全長25m、標高差約1000mにも及びます。
この場所を訪れるためには陸路では難しく、ヘリコプターやボートなど、日常とは離れた手段を使って、”秘境”と呼ぶにふさわしい、カウアイ島随一の景勝地に辿り着きます。
なんといってもスケールが大きく迫力があり、コバルトブルーの海に、緑も混ざったコントラストが鮮やか。その神秘的な姿から「神々の造形」とも呼ばれています。
シュノーケリングを楽しみながら行くツアーや、サンセットを堪能できるツアーなどもありますので、合わせて楽しんでみてください。
陸からナパリコーストを臨むには、リフエ空港から車で行くことができるプウ・オ・キラ展望台がおすすめです。神々が造った大迫力の絶景を目にし、天候にもよりますが流れる雲や虹を足元に臨んで、雲の上に立ったような気分が味わえます。

役目を終えた絵になる灯台 キラウエア灯台

ハワイ諸島の最北端、キラウエア岬にある灯台、ダニエル K. イノウエ・キラウエア・ポイント灯台は、1913年に完成し、1976年に無線標識の設置により役目を終えるまでの間、行き交う船の安全を守り続けていました。
回転式灯台としては世界最大の灯台で、フランスのフレネルレンズが用い作られ、建設当時は海上22マイル(35.2キロ)、空からみる光は90マイル先までをも照らしました。
また、岬一帯は野生動物保護区にも指定されており、春先になると巣から顔をだす雛鳥の姿がたくさん見られます。
1~3月にはザトウクジラ、岬の下の方には岩礁で出来たモクアエア島があり、夏になると絶滅の危機にあるハワイアン・モンクシールが休憩することも。
灯台の下のビジターセンターでは、海鳥をはじめ自然保護に関する展示もしていますので、時間がある方は立ち寄ってみてください。
断崖絶壁にそびえ立つキラウエア灯台は青い海と果てしなく続く空に映え、”世界一美しい灯台”と言わるほど存在感のある魅力に溢れています。

絶滅危惧種のハワイアンモンクシールに出会える?! ポイプ ビーチ パーク

ショッピング、グルメ、ゴルフなどが心行くまで楽しめるポイプ・リゾート・エリアにある人気のビーチパークです。
園内にはトイレやシャワー、ピクニック設備、パビリオンなどが完備され、小さなお子様向けの浅瀬もあり、白い砂浜と透明度の高い海は、全米のNO.1ビーチにも輝いた経歴を持っています。
このビーチは年間を通して天候に恵まれることが多く、暖かいビーチは海洋生物にとっても魅力的。シュノーケルをすれば、アオウミガメが顔をだしたり、ハワイのフムフムヌクヌクアプアアなど、色鮮やかな魚たちが姿を見せて泳いでいます。
また、時折日光浴を楽しむハワイアンモンクシールがやってきますが、絶滅危惧種に指定されていますので、餌をあげたり、触ったりしないように注意してください。
パークからは、ポイプビーチ、ワイオハイビーチ、ブレネックスビーチの3つのビーチにアクセスすることが可能ですので、日によって異なる楽しみをみつけてみてください。

魔物の伝説が残る潮吹き穴 スパウティング・ホーン

ポイプ・エリアの西海岸には、小さな溶岩棚があり、その岩の穴から吹き出す海水の様子に、多くの観光客が歓声をあげています。
溶岩洞に流れ込んだ海水は、ポイプの波を受け、大きなうねりが寄せると噴水のように押し出され、轟き音と共に高く吹きあがります。
勢いよく潮を噴き、時には頭上を遥かに超えて、高さ20mに及ぶことも。
他の潮吹き穴と違うのは、ただ勢いよく岩間から潮を吹き上げるだけでなく、その際に不気味な轟音を立てることにあります。
この音には伝説があり、先住民の時代に人を襲っていたトカゲの魔物”モオ”をリコという少年が穴の中に閉じ込めたため、「うめき声と共にモオの吐く息が勢いよく噴き上がってくる」と言い伝えられてきました。
白く高く吹きあがる潮は水しぶきをあげ、ゴォーともブォーとも聞こえる自然の音が鳴り響き、迫力のあるスポットとなっています。

フラとハワイの発祥地 ワイルア川州立公園

ワイルア川は、カウアイ島で一番長く、ハワイ全諸島でも最大級の広さを誇っています。
この川の流域一帯が、ワイルア州立公園として指定され、多くの歴史と伝説が残された景勝地として、カウアイを見守っています。
公園の真ん中をワイルア川に沿って貫くようにのびる「クアモオ・ロード」は、その昔「アリイ・ロード(王者の道)」と呼ばれ、身分の高い人のみが通ることを許された道。この道路沿いにはたくさんのヘイアウが今も点在し、カウアイやハワイ、ポリネシアの歴史に触れることができます。
海側のマカイは、大航海時代、古代ポリネシア人が双胴船カヌーで最初にハワイに辿り着いた場所。肥沃な農場とカヌーの発着場、漁場として栄え、政治、宗教などの中心にもなっていました。
ここはハワイ発祥の地であり、緑に覆われた生き生きとした自然は人々に恩恵を与え、古代の文化を現代に繋ぐ役割を果たしています。

古代の男たちが武勇を競ったパワースポット ワイルア滝

高い山に雨の多いカウアイ島にはいくつもの滝がありますが、世界一雨が降るワイアレア山から雨水が流れるこの滝は圧巻。
ハワイでは「ワイ・エフ=水のしぶき」と呼んでいるほど勢いのある滝で、高さは80フィート(約25m)、水深は30フィート、古代ハワイでは、チーフや戦士であった男性たちが勇気と勇敢さを競い、滝の上から滝つぼに飛び込む儀式が行われていたとも言われています。
滝壺は広く緑に覆われて静けさに満ち、マイナスイオンがたっぷり。「ガーデン・アイランド」を象徴するかのような美しい光景に、滝の瀑布の音だけが周囲に響いています。
ここは、虹がよくかかることでも知られ、癒しと自然の美しさに包まれて、神秘的な世界を堪能できることでしょう。
※ただし、シュガー・プランテーション時代以降は水位が減って滝つぼへの飛び込みは禁止され、滝の下まで降りれたトレイルは危険だという事で現在閉鎖されてますので、注意してください。

自然の香りに包まれた神聖な場所 シダの洞窟

シダの洞窟は島の東側、ワイルア川からボートでのみ辿り着ける神秘的なスポットです。
ここは、かつてはハワイ王族だけが立ち入ることが許された神聖な場所。
シダに覆われた巨大な洞窟には他の熱帯植物も生い茂り、滝の霧が涼しさを演出しています。
王族はここでパーティーや結婚式を行っていたため、恋愛や縁結びに利益があるとも言われ、”洞窟に滴る雫を体に受けると幸せが訪れる”という言い伝えが残されています。
水面を這うように茂るジャングルを眺め、大自然の音や匂いを感じながら、火山溶岩で作られた自然の芸術に、ぜひ訪れてみてください。

朝から晩まで移り行くビーチを満喫 アニニ ビーチ

アニニビーチは、ノースショアのキラウエアとプリンスヴィルの間に位置し、カウアイ島のベスト・シュノーケリング・スポットとして知られています。
抜群の透明度を誇る海は、浅瀬でも様々な熱帯の魚を間近にみることができ、長く続く海岸線には、ハワイでも最大級の珊瑚礁がぐるりと囲み、入り江のような静けさが漂っています。
穏やかな海は小さなお子様連れの方にも安心。
シャワーやトイレ、キャンプなども完備され、時間を忘れてのんびりと過ごすことができます。
珊瑚の海峡では、18mの高低差をスキューバダイビングしたり、優しい風が吹くのでウィンドサーフィンの初心者にもおすすめです。
マリンスポーツやレジャーを楽しんだ後は、夕陽に染まってキラキラと輝くサンセットを眺め、一日を通して海の魅力を満喫してみてはいかがでしょうか。

花輪とも言われる外せないSNS映えスポット ハナレイ湾

ハワイ語で「三日月のかたち」の意味を持つ、カウアイ島最大の湾、ハナレイ湾。
山に囲まれた約2マイルのビーチで構成され、夏にはヨットが停泊し、冬には大波を目当てに世界中から多くのサーファーが訪れます。
また、この湾の最大の魅力は、その景観の美しさ。
1892年に完成したハナレイ桟橋は、絵葉書や写真集、ハリウッド映画のロケ地としても有名で、マリンブルーの海に橋がまっすぐに伸び、美しく開放的な撮影スポットとして人気があります。
湾の真ん中のパイン・ツリー周辺は比較的波も穏やかで、ライフ・ガードも常に待機していますので、小さなお子様連れにもおすすめ。座ってゆったりと会話をしたり、うとうと寝転んで昼寝をするにも最適です。

ロコが愛してやまないほっこりごはん オックステールスープ

ハワイのスープと言えば、何と言ってもこのスープ。
その名の通り牛の尾を煮込んだスープですが、しつこさはなく、あっさりとしてコクがあり、人気があります。
オックステールは骨ごといれるので、その旨味がしっかりとスープに染み出し、肉はホロホロと崩れるくらい柔らかく煮てあります。
付け合わせの生姜はスープに入れたり、醤油と一緒に小皿に入れて、肉を付けて食べるのもおすすめ。
最後はご飯をスープに浸して雑炊風に食べるのがロコ流です。
香草が苦手な方は、お店に入ったら「Without cilantro, please!」と言って注文してみてください。

簡単調理で絶品! ハワイアンペッパーチキン

熱々の揚げたてのチキンにピリ辛のソースがかかったこの料理。
パリッとした皮とジューシーな肉の旨味はもちろん、スパイシーな刺激がやみつきになる美味しさです。
甘辛い照り焼き風になっているお店もあり、ボリュームも満点。
ごはんにもビールにもよく合う一品です。

健康と美容、忙しい朝の救世主 スムージー

ハワイには美味しいトロピカルジュースがたくさんありますが、美容にも健康にも優しいスムージーも人気です。
栄養素たっぷりのケールをはじめ、スーパーフードとして知られるアサイーを使ったものや、バナナやマンゴー、グアバ、パッションフルーツなど、野菜もフルーツも沢山用意されていて、不足しがちな栄養も手軽に補えます。
牛乳や豆乳、ヨーグルトなども一緒に飲めて、希望を伝えれば自分好みの一杯がオーダーして味わえるのも魅力。
晴天の日が多く強い陽ざしが降り注ぐハワイで、美味しいアメリカンな食べ物ばかり食べて胃もたれをしてしまった!という方にもおすすめです。

ハワイ・カウアイ島の観光スポットを楽しもう

手つかずの自然が残るガーデンアイランド、カウアイ島。
ハワイ諸島の中でも一番初めに誕生したこの島には、島の至る所にハワイの始まりを感じる風景が残り、数々の神話が息づいています。
一歩街を歩くと、情緒あふれる懐かしい雰囲気に包まれ、少し足を伸ばせば深い緑と水の恵み、地球のパワーに、訪れる人は皆心を癒し、圧倒されることでしょう。
朝陽がうっすらと顔を出してから、空と海と緑の木々がキラキラと輝き、オレンジ色のサンセット、満点の星空まで、この島の魅力は絶えることがありません。太古の歴史と自然の息吹に、ぜひ浸ってみてください。

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