タイ・カオラックに行ったら何をする?おすすめ観光名所・グルメ

KFL

タイのビーチリゾートといえば、プーケットやサムイ、パタヤが有名ですが、プーケット国際空港から北上したところに位置するリゾート、カオラックもおすすめです。
カオ・ラックはタイ語で”海に隣接する山”という意味をもち、その名の通り、美しいアンダマン海に面し、緑豊かな山々と雄大な自然が魅力。その傍ら、街中にはお洒落なバーやレストラン、マッサージ店などがならび、リーズナブルなホテルから高級リゾートまで、静かで洗練された雰囲気が漂っています。
カオラックはまさに隠れリゾート。
憧れのダイビングスポットはもちろんのこと、自然と癒し満載のおすすめスポットをご紹介します。

目次

高級感漂う静かで穏やかな憩いの場 バンニアンビーチ

カオラックで最も有名なバンニャンビーチは、エメラルドブルーが美しい遠浅のビーチです。
美しい珊瑚礁と透明度の高さは折り紙付き。ダイビングのみならず、シュノーケリングで散策するのもおすすめです。
浜辺には落ち着いた雰囲気のカフェやレストランもあり、道を歩いている人は小さなお子様連れのファミリーや老夫婦だったり、穏やかな雰囲気が漂っています。ビーチに近いエリアは高級なヴィラが多く、レストランやバーも少し格上ですが、ヨーロピアンに人気で、美しいサンセットが眺められます。
バックパッカー向けのゲストハウスや地元の人が利用するような定食屋などもあるので、安心してお楽しみください。

曜日限定で賑わうローカルスポット バンニアンマーケット

バンニアンマーケットは、月・水・土の週3日、バンニアンで開催しているマーケットです。
看板は10時から22時となっていますが、昼間から開いてるお店は少なく、賑わいをみせる夕方から覗いてみるがおすすめ。
生鮮食料品や衣類、生活用品などマーケットならではの光景が広がり、旅行者向けのお土産や軽食の屋台など、歩いてみるだけでも楽しめます。美味しそうな串焼きやケバブ、フレッシュフルーツの他、コオロギやバッタ、幼虫なども揚げられていて、勇気を出せば貴重な食体験もできるかもしれません。
徒歩圏内に宿を取っている人も多く、広々としているので穏やかな活気に癒されます。

錫鉱バブルの面影が色濃く残る オールドタクアパタウン

タクアパには、現在のタクアパタウン(ヤンヤオ)と、そこから7kmほど離れたオールドタクアパタウンがあります。
1800年代後半、ヨーロッパからの船が錫鉱を求めタクアパに入港、採掘作業を展開し、タクアパは採掘バブルを迎えました。
同時に、採掘労働者として多くの中国人が住み始め、1920年代、30年代には最盛期として華々しい時代を過ごします。
しかし、徐々に錫の価値が下がり始め、1985年には最後の採掘場も幕を降ろすことになりました。
オールドタクアパには、今もシノポルトガル様式の建築物が残り、錫で富をなした痕跡を時が止まったかのように見ることができます。

生活に必要なものが全て揃う市民の街 タクアパタウン(ヤンヤオ)

1932年にタクアパ市は現在のパンガー県下になり、それまでのタラット・ヤイという名前から、現在のタクアパになりました。
カオラックから北へ32kmのところに位置するタクアパタウンは、市民の生活のにかかせない街。
生鮮市場、病院、学校、銀行、寺、市役所や税務署など何でも揃い、長距離バスターミナルや大型スーパーもここに集結しています。
新鮮な魚介や果物、タイならではのカレーペストを売る店もあり、手作りスイーツなどを売る屋台、食堂などもあります。
基本的に夕方には閉店する店がほとんどで、日曜日にはお店が閉まっていることも多いので、平日の昼間に訪れることをお勧めします。

便利な近道ブリッジはなんと個人所有 コック・カヌーン・ブリッジ

オールドタクアパタウンと現在のタクアパタウンへ続く通りの途中に、ヤンヤオ川に掛かるアイロンブリッジと呼ばれる橋があります。
この橋はかつて、錫の採掘労働者たちが使っていた橋で、橋を渡るとタクアパタウンの生鮮市場の近くまで抜けることができる近道となっています。車は通れないものの、バイクは通ることができる様になっていて、タクアパの観光スポットの一つとして、写真に収める観光客がたくさんいます。

ここぞ麗しのカオラック! ホワイト サンド ビーチ

カオラックには西海岸に面しているのでビーチが沢山あります。
その中でもアオトンビーチと称されるホワイト サンド ビーチは美しく白い砂浜が特徴的。”理想のビーチ”とも言われてています。
長さ約6キロのビーチにはココナッツの木が並び、透明度の高い海と夕方のサンセットは絶景。
周りには、お洒落なレストランやショップがたくさん並び、のんびりとした時間が過ごせます。

風と海水が造り出した自然の美術館 パンガー湾

穏やかなグリーンの海面に160を超える島々がそそり立つパンガー湾は、様々な自然の神秘を味わう、風光明媚な絶景が魅力です。
大きな楔を海に打ち込んだような形のタブー島は、ジェームズ・ボンド島とも呼ばれ、迫力のある光景に圧倒される、大人気の映えスポットとなっています。
また、水上に建つ村、パンイー島にはライムストーンの足元に約1000人が生活し、パンジー島側にあるカオ・キアンには300年前に描かれたとされる壁画が見られたり、ホン島やパナク島には空に開けたラグーン、トンネルのような抜け道があるタル島など、カヌーやシーカヤックで巡る壮大な世界に心奪われることでしょう。

温かい国で海外の温泉を体験 ロマニー公共温泉

カオラック周辺にはカポン温泉とロマニーの天然温泉が2つあります。
カポン温泉は、自然の中を流れる川自体が温泉になっており魅力的ですが、整備されていないため荒れている部分もあり、暑すぎて入れないという話も。
一方ロマニー温泉は、公共の露天風呂になっており、更衣室やシャワースペースも用意されています。
水着で入ることもあり、見た目はプールのようですが、無色透明でサラサラながらも硫黄の香りが漂い、適温なお湯から高温まで、4箇所で湯舟を楽しめます。温泉好きの方はぜひ、旅の疲れを癒しに出掛けてみてください。

アクティブに行くヒーリングスポット トンチョンファの滝

カオラックの楽しみは海だけでなく、マイナスイオンたっぷりの山の中を歩くトレッキングも人気です。
中心地から片道6kmのところにあるトンチョンファの滝は、年間を通して白糸を垂らしており、静かで木陰の涼しさに恵まれています。
熱帯雨林の中に滝の音が響き、程よい運動もできて、心もからだも癒されます。
滝はレベル5まであり、最初の滝では滝壺で泳ぐことができるので、あらかじめ水着を着てから向かうのもおすすめ。
レンタサイクルなどをして個人でも行かれますので、山の中のカオラックもぜひ満喫してみてください。

巨岩登りも楽しめるダイビングの名所! シミラン諸島

シミラン諸島は、9つの島から成り立ち、世界中のダイビングスポットの中でも屈指の名所として知られています。
ここには透明度が高い水中でのダイビングはもちろんのこと、岬にある巨岩セイルロックにのぼって海のグラデーションや晴れ渡るスカイブルーを眺めたり、木陰でランチや昼寝を楽しんだり、思い思いの時間を過ごすべく、沢山の人々が訪れます。
飛ぶようなスピードのパワーボードで到着したらすぐにビーチがあり、そのまま裸足やビーチサンダルで遊べるのも魅力。
浅瀬でシュノーケルをしたり、角度によって見え方の変わるセイルロックを激写したり、童心に返ること間違いなし!
海の環境を護るため、入島は11/5~5/15の半年間のみに限られていますので、その秘境感にも引き寄せられます。

手つかずの自然とありのままに過ごす スリン諸島

国立公園に指定されているスリン諸島は、アンダマン海の北の端、ミャンマーとの国境に近いところに位置しています。
陸から距離があるためクルーズ船でしかアクセスできず、自然と真正面から向き合って楽しめる手付かずの環境が魅力。
スリン諸島周辺の海は他の海とは比べ物にならないほど美しく、島沿いの枝サンゴを眼下に様々な魚の群れと戯れたり、浜辺でゆっくり海を眺めたり、ホテルやレストラン、スパとは程遠い、国営のテントやバンガローに宿泊すれば、自然の癒しにどっぷりと浸かれます。
海岸沿いを歩くジャングルトレッキングには、絶景ポイントが満載、浜辺には「海のジプシー」とも呼ばれるモーケン族が住んでいて、珍しい高床式の住居も見ることができます。

秘境という名のふさわしい最古のジャングル カオソック国立公園

カオソック国立公園は、”タイの桂林”と呼ばれる秘境スポットで、アマゾンよりも古い、世界最古の熱帯雨林ジャングルのひとつとも言われています。公園内のチャオラン湖には約200の小島が浮かび、ライムストーンの山々が美しい絶景を織りなしています。
氷河時代にも凍らなかったジャングルにはマレーグマやヒョウ、カモシカに加え、食虫植物や世界最大の花ラフレシアも生息し、トレッキングやカヌー、洞窟探検、象乗りなども人気です。
激しいスコールの後には、険しい峰々が雲上に姿を表し、神々しい輝き。
公園内のホテルには、水上コテージやツリーハウスなどのホテルもあり、夜の世界も満喫できる、1泊ツアーもおすすめです。

海の恵みを一杯に凝縮 トムヤムシーフード

日本のカップヌードルでも一躍人気をものにした、トムヤムシーフード。
トムヤムクンとシーフードを掛け合わせた味といえばそれまでですが、ちょっと贅沢なローカルフードとして病みつきになる人続出。
ピリッとしたエスニックなスープと酸味はもちろんのこと、ごろごろと入ったシーフードは食べ応えたっぷり。
コクと旨味が染み出して、ご飯やヌードルともよく合います。

シンプルながらも味わい深い カオマンガイ

「カオ」はご飯、「ガイ」は鶏肉を意味するカオマンガイ。
茹で鶏と、その茹で汁で調理したをご飯が一緒に盛り付けられ、シンプルながらも大人気のローカルフードです。
鶏肉はタイの旧国名「シャム」に由来する軍鶏(シャモ)肉が主流で、お米もタイで生産されたタイ米(ジャスミン米)が使われます。
カオマンガイ専門の屋台はいくつもあり、見た目の素朴さだけでは分からない奥深い料理方法や秘伝のタレが競い合われています。
ジューシーで柔らかい鶏肉と旨味がたっぷり浸み込んだライスは日本人の口にもピッタリで、あっさりとして上品な味わいが人気です。

大きく見えても殻ごとガブリ! ソフトシェルクラブ

ソフトシェルクラブは脱皮直後のカニで、カリカリに揚げれば殻を剥かず、甲羅も含めて丸ごと食べることができる料理です。
スパイシーなグリーンペッパーやニンニクなどで味づけされて香り高く、ふわふわとした蟹とカリカリの食感がやみつきに。
レモンやチリソース、ハーブなどと合わせてもまた違った味わいが発見でき、カクテルやビールのお供に最適です。

タイ・カオラックの観光スポットを楽しもう

静かでのんびりとした癒しのリゾート、カオラックは、数々の離島にもほど近く、色鮮やかで美しい海の世界を楽しみたいダイバーの聖地でした。抜群の海の透明度とサンゴ礁はもちろんのこと、エリアの大部分が国立公園に指定され、喧騒とは無縁のプライベート感あふれるビーチも堪能できます。
近年、海岸沿いには新たなリゾートが誕生しつつ、素朴で静かなタイ本来の空気が流れ、その魅力は日に日に増すばかり。
旅慣れた上級者にも、タイ初心者の方にも、新しい発見が待っています。

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