ベトナム・コンダオ島に行ったら何をする?おすすめ観光名所・グルメ

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日本人の旅行先として地理的に近く、物価も安いアジア。
そのなかでもリゾートと言えばバリやプーケットなどがお馴染みですが、ベトナムの南シナ海に浮かぶ大小16の島、コンダオ島もおすすめです。
島々は様々な時代に形成された岩漿岩から成り、そのほとんどが国立公園として自然保護区に指定。
美しい自然が手つかずのまま残り、絶滅危惧種に指定されているウミガメや人魚伝説のモデルとなったジュゴンなどの生息地としても知られています。
一番大きいコンソン島には小さな漁村、田園風景も広がり、情緒あふれる街並みも人気。
まだあまり知られていないコンダオ島はまさに”最後の楽園”。その見どころをご紹介します。

目次

コンダオで一番人気! ダムチャウビーチ

島の北側に位置するダムチャビーチは、海の透明度も高く、コンダオでも最も美しいビーチとして知られています。
森に囲まれたビーチではのんびりと過ごすことができ、美しい魚と一緒にダイビングも楽しめます。
また、空港が近く、往来する飛行機が10mの上空を飛んで迫力満点!その大きさと音を間近で眺められます。
レストランにはビーチチェアがあり、ジェットスキーやサーフィンなどのマリンスポーツもたくさんあるので、アクティブなリゾートを満喫するのに最適。人気の高いビーチです。

洗練されたリゾート感満載 アンハイビーチ

コンダオ島の中心部は島の東側にあるコンソンの町。
その一番近くにあるのが静かで穏やかなパウダースノーのビーチ、アンハイビーチです。
海岸沿いにはいくつかのホテルが並び、海の透明度も抜群。長いビーチが奥の方まで伸びています。
目の前の道路もキレイに舗装されているため、朝夕は美しい日の光を浴びて散歩をしてり、ジョギングをするのに最適です。

手つかずの荒々しさが魅力 ニャットビーチ

コンダオ島西部にあるニャットビーチは、岩場の部分が多い手つかずのビーチです。
ターコイズブルーの海には白い砂浜が続き、背景の山々と共にワイルドな自然を満喫できる場所。
美しいグラデーションのサンセットは有名で、岩と山のシルエットが青からオレンジ色に染まる光景は幻想的。
海でアクティブに過ごすよりのんびりと景色を眺めたり、写真撮影を楽しむのにおすすめのビーチです。

コンダオ島No.1の高級ラグジュアリーリゾート シックスセンシズコンダオ

そもそもコンダオ島が知られるようになったのは、このシックスセンシズコンダオがきっかけです。
ここには2011年のオープン当時、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが訪れ、バカンスを過ごしたそう。
真っ白な砂浜のプライベートビーチにプール付きヴィラが並び、ハイレベルなホスピタリーを提供。
このホテルに宿泊することを目的にコンダオを訪れるセレブも少なくありません。

自然好きにはたまらない希少生物の宝庫 コンダオ国立公園

幾つもの島があるコンダオ島は、そのほとんどが国立公園に指定されていて、自然保護区となっています。
その豊かさは世界でも指折りで、レッドブックに登録されている生物が44種。世界自然保護基金(WWF)も”世界で最も豊かな生物多様性保護地区”の一つとして評価しています。
真っ黒なリスや羽を持つヤモリなど、ここにしか生息しない動物や植物に出会えたらラッキー。
公園事務所には展示もあり、他の土地ではなかなか見られないジュゴンの剥製を間近で見ることができます。

山の上から美しい海のコンダオ島を見渡す ヴァンソン寺

小高い丘の上に建つヴァンソン寺は、コンダオ島の王道観光スポット。
177段以上の階段をのぼると、中国式の大乗仏教の建築様式を取り入れた黄色の寺院が街を見下ろしています。
ここには観音像が祀られ、コンダオ島には漁師が多いことから航海の安全祈願として訪れる人も多いそう。
青い海と空がどこまでも続く景色は絶景で、島内の他のどの場所にも勝るとの評判です。

繰り返さない歴史を今に伝える コンダオ博物館

美しい自然が見どころのコンダオ島ですが、フランス統治時代には強制収容所が作られ、”監獄島”と称された悲しい歴史があります。その期間は100年以上、インドシナ戦争が終わるまでフランス・南ベトナム(米国)によって利用されていました。
ベトナム人、世界中の人にとって目を背けてはならない残虐な歴史。そのリアルを今に伝えているのが、ベトナム政府が管理するコンダオ博物館です。ここは、天窓やオブジェがフォトジェニックなことでも有名ですが、館内には足枷や写真などを展示、当時の様子が詳しく紹介されています。
また、近くには当時使われていた収容所がそのまま残り、至る所にマネキンを配置、苦悩や絶望を感じさせる収監風景が切々と再現されています。

なんでも揃う島民たちの台所 コンダオ市場

島で唯一の市場コンダオ市場は、午前5時から午後10時までと、午後4時から夜までの1日に2回、開かれます。
にぎやかなホーチミンの市場とは異なり、こじんまりとした雰囲気で、フルーツや海産物、肉、乾物などが並び、衣類やカバン、雑貨などのお土産屋さんも充実。
見たことのないカラフルなフルーツや花、見事なバランスで積み上げられた海産物が見ているだけでも生き生き!
活気に溢れる生々しい光景を見られるのもマーケットならではの魅力です。
フレンドリーな人も多く、新鮮な魚介や特産品も揃う街の台所ですので、コンダオ観光の際はぜひ一度訪れてみましょう。

おいしいベトナム料理がおすすめ コンダオヴィレッジ

島一番の街であるコンダオヴィレッジには、ベトナム料理の食堂がたくさんあります。
海外旅行では野菜不足になりがちですが、ふんだんなハーブを使った料理を食べれば楽々解消。エスニックな深みのある味わいに疲れも吹き飛びます。
ホーチミンのような喧騒はなく、時間の流れもゆったりしているので、現地の雰囲気を味わいながらのんびりと周辺散策するにもおすすめです。

岩にへばりついた小型の貝 カサガイ

巻貝の一種で、殻が傘のようにこんもりと盛り上がったカサガイは、コンダオ島の名物。
たいていのレストランには置いてあります。
磯の風味が素朴で香り高く、アワビに似た貝独特の味と歯ごたえが楽しめます。

濃厚クリーミーな牡蠣が贅沢に カキのお粥

胃にやさしいお粥はベトナムではチャオと呼ばれ、コーン、鶏肉、豚肉、魚など、様々な種類があります。
素材の出汁がよく染み出したお粥は味わい深く、朝食にも人気。
カキのお粥は特にコンダオ島の名物料理で、プリプリでクリーミーな牡蠣ととろとろのお粥が一度食べたら忘れられない味。
ぜひ試してほしい一品です。

海岸に生息する枝ぶりの大きな木の”仁” モモタマナの実

モモタマナは、ハスノハギリやテリハボクとともに海岸性の樹木の代表として知られています。
日本では小笠原や沖縄に生息していますが、コンダオではヤエヤマオオコウモリの大好物。定番のお土産でもあります。
アーモンドのような見た目で、香りがよくクリスピーな食感が楽しめます。

ベトナム・コンダオ島の観光スポットを楽しもう

手つかずの自然と海、南の島ならではの美しい生態系を併せ持つ”最後の楽園”、コンダオ島。
近年にまで人の手による開発がされなかった島は生き生きとした自然に溢れ、日常を忘れるほど。
アップダウンがある山を越えては豊かな自然に出会い、輝く海と砂浜には、ただただのんびりとした時間が流れます。
自然の喜びに満ちたコンダオ島。一度訪れれば誰もがそのおもてなしに魅了されます。

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