インド・コルカタ(カルカッタ)に行ったら何をする?おすすめ観光名所

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西ベンガル州の州都コルカタは、以前はカルカッタという名前で親しまれていたインドを代表する都市で、2001年にコルカタに名前が変わりました。
近代化が進む中にも昔ながらのインドの雰囲気を残しており、混とんとした熱気と人々の活気が溢れるコルカタは、インドの中でも最もインドらしさを感じられる都市です。
道端で牛が闊歩する風景や、信仰心の厚いインドの人々が熱心に寺院を訪れる様子や、賑やかな市場など、一度見たら忘れられないような風景が広がる中で、ぜひ訪れたい観光名所をご紹介いたします。

目次

マザーテレサの活動拠点マザーハウス

インドの有名人といえば、マハトマ・カンディーとマザーテレサを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。その有名人のうちのひとり、マザーテレサが活動していた拠点がコルカタにあります。
マザーテレサの活動や精神、そして彼女の生活について知ることができる貴重なスポットで、ボランティア体験もできます。
ボランティア体験に参加すると、早朝のミサに参加してから、1日ボランティア活動をおこない、最後に聖体賛美式で締めくくります。貴重な体験ができますので、時間がある方やマザーテレサの活動に興味のある方、賛同している方にはおすすめです。

ヒンドゥー教の神カーリーが祀られている人気の寺院カーリー寺院

コルカタ南部には、ヒンドゥー教の神のひとりカーリーが祀られているカーリー寺院という寺院があります。カーリーは破壊と殺戮の女神で、全身が黒色で舌を出して威嚇するような表情をしており、複数の手足をもち、生首の首飾りを身に着けて踊っているという、ヒンドゥー教の中でもかなり個性的な神様です。
これだけファンキーな神様は、ヒンドゥー教信者の中でも、そうでない人々の中でもかなりの人気を得ており、カーリー寺院へのカーリーファンたちの来訪は後を絶ちません。ここは、山羊を生贄として捧げる儀式がおこなわれる寺院としても有名です。

川で沐浴する人々を見られるダクシネーシュワル・カーリー寺院

コルカタの北側を流れるフーグリー川のほとりには、カーリーと、その夫であるシヴァ神を祀ったダクシネーシュワル・カーリー寺院があります。
この寺院の裏にはフーグリー川に降りられる階段があり、沐浴する人々の姿を見ることができます。
白い壁に朱色のラインが施された寺院の中にはカーリーの像があり、なんとその下にひれ伏した姿のシヴァ神を模した大理石が飾られています。夫婦であるカーリーとシヴァ、シヴァは尻に敷かれていたのでしょうか。

インドの長い歴史を知ることができるインド博物館

コルカタにはインド最古の博物館があります。それがインド博物館です。
ここにはインドの歴史や文化に関する膨大な資料が保管されており、ひとつひとつ丁寧に見ていくと1日では見きれないほど展示物が充実しています。
インダス文明から現在に至るまでの文化の変遷の資料、ヒンドゥー教の神々の像や細密画、歴史の流れを感じされる数々の資料、インドが誇る様々な調度品や美術品など、ここに来ればインドについて事細かに知ることができます。
インド史に興味のある方は、ぜひ足を運びたいスポットです。

タージ・マハルを模して造られた豪華絢爛なヴィクトリア記念堂

イギリス領時代にヴィクトリア女王のために建てられたというヴィクトリア記念堂は、ヨーロッパ調の豪華な建物ですが、タージ・マハルを模したとも言われています。確かに、白を基調とし、中央にドーム状の屋根を置いて、両脇に塔(ミナレット)のようなものを配置しているデザインは、どこかタージ・マハルを彷彿とさせます。
現在は博物館として内部に入って見学することもでき、イギリス領時代の資料や美術品などが展示されています。

伝統的なインドのお寺を現代風に建てたビルラー寺院

1996年に建てられた新しいヒンドゥー教寺院、ビルラー寺院は、トウモロコシのようなシルエットをもつスタンダードなヒンドゥー教寺院のスタイルで造られています。
ここは現役の寺院で、ヒンドゥー教の信者が訪れますが一般の観光客も中へ入ることができます。
夜になるとライトアップされて美しい姿が見られるので、昼と夜、どちらも見てみると違いを楽しめます。

インド特有のジャイナ教の寺院パレシュナート寺院

インドにはジャイナ教という、ヒンドゥー教と仏教が混ざったような宗教があります。徹底した禁欲が特徴で、飲酒や食肉を禁じています。
コルカタには、このジャイナ教の寺院があります。
禁欲が特徴とされるわりに意外にも豪華な外見で、まるで宮殿のように美しく金色に輝く尖塔が印象的です。庭には噴水があり、大理石とステンドグラスが見事です。
一般の観光客も自由に見学できるので、ぜひ足を運んでみてください。

お土産探しならダクシナパン・ショッピング・センター

コルカタ中心部から南に10kmほどのところにあるダクシナパン・ショッピング・センターは、昔ながらのマーケットで、規模は小さめですがコルカタ近郊の少数民族の伝統手工芸品を扱っています。
木工品、織物、貴金属、宝石、雑貨など、お土産に丁度良いものがたくさん売られているので「ここでしか手に入らない」という限定感を大切にしたい人におすすめしたいショッピングスポットです。

インド・コルカタ(カルカッタ)の観光スポットを楽しもう

コルカタにはヒンドゥー教の寺院、ジャイナ教の寺院、そしてイスラム教の寺院やキリスト教の教会もあり、様々な宗教や文化が混在する興味深いエリアです。
街中も混とんとしており、インドらしい熱気と活気が溢れているため、ただ街歩きをしていても好奇心がくすぐられ様々な発見があることでしょう。
中でもやはりヒンドゥー教の女神カーリーが祀られている寺院は必見ですので、コルカタを訪れた際にはぜひ見学してみてください。

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