ハワイ・マウイ島に行ったら何をする?おすすめ観光名所・グルメ

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元々あった2つの島が、火山の噴火によって流れ出た溶岩で繋がり1つの島となったマウイ島は、その地形から「渓谷の島」とも呼ばれています。
ハワイ諸島の中でも2番目に大きい島で、島内にはワイレアをはじめ、カアナパリ、カパルア、キヘイなどのリゾートエリアが点在し、美しいビーチや渓谷の中の公園、ホエールウォッチングやシュノーケリングのスポットなど、自然が豊かで穏やかな空気に包まれています。
またマウイ島にはカメハメハ大王がハワイ王朝時代の拠点としていた港町もあり、ハワイの歴史に触れながら誰もが癒され、パワーをもらえる”魔法の島”となっています。
そんな優しく自然のエネルギーにみなぎるマウイ島には珠玉のスポットがたくさんありますので、厳選してご紹介します。

目次

雲の上の絶景サンセット&サンライズ ハレアカラ国立公園

南から東の海岸線に広がるハレアカラ国立公園は、山頂地域とキパフル地域という2つの地域に分けられています。
山頂地域にあるハレアカラ山は世界最大級の休火山で、最後に噴火したのは1790年頃。標高3055mを誇り、島のどこにいてもその姿を見ることができます。
ハレアカラはハワイ語で「太陽の家」を意味し、言い伝えによると、半神半人のマウイが1日を長くするため、「太陽をここに閉じ込めた」と言われています。
クレーターの内側には、大きな噴石丘等、火山によってできた多くの地形が点在し、予約をすれば泊まって満点の星空を観測したり、壮大な日の出を見ることができます。
また、谷の上方部分で隔てられたキパフル地区には、オヘオと呼ばれる峡谷にパリケア川が流れ、川の淵には珍しい淡水魚が泳ぎ、来園者も一緒に水に入ったり、ワイモク滝まで山道をハイキングしたりして楽しめます。
その他にも公園には環境に適応したユニークな絶滅危惧種が沢山棲み、地球の神秘と豊かな自然環境に驚き、魅了されることでしょう。

ハワイ最大のご長寿樹木 バニヤン・ツリー

ラハイナのフロントストリートには、樹齢100年を超えたハワイ随一の巨木、バニヤン・ツリーがあります。
バニヤンはベンガルボダイジュという菩提樹の仲間で、大きく横に広げた枝から気根という長い根を垂らすのが特徴です。
気根は地面に届くと新しい幹のような役割を果たし、木の成長を助け、集合体となって広がり、大きな茂みを作ります。
1873年にウィリアム・オーウェン・スミスによってキリスト教宣教師の到着50周年を記念して植樹されたバニヤンの茂みは、現在およそ2700平方メートル。
生命力旺盛なこの木は「望みを叶える木」とも言われ、昼下がりには絶好の涼み場所として、人々の憩いの場にもなっています。

3マイルに及ぶ黄金ビーチ カアナパリビーチ

カアナパリビーチはマウイの中心におよそ3マイルも続く、マウイで最高の、世界的にも最高レベルと称賛される有名なビーチです。
ラナイ島やモロカイ島を臨み、どこまでも続くマリンブルーの海は「アメリカ一の絶景」と言われるほど。穏やかなビーチでくつろぎ、夕暮れ時には幻想的なサンセットを眺めに沢山の人が訪れます。
また、アクティビティも人気で、シュノーケルやスキューバダイビング、パラセイリング、ゴルフなどの遊びや、11月から4月頃には、南下してきたクジラを観察するホエールウォッチングも楽しめます。
この地で最も有名なブラック・ロックは、岩が海に突き出し、スリル満点の崖の上から海に飛び込んで遊ぶ人も多い場所。毎晩シェラトンで行われる「クリフ・ダイブ・セレモニー」も見逃せません。
カアナパリ・ビーチのちょうど真ん中あたりにはショッピングセンター「ホエラーズ・ビレッジ」があり、一流ブランドからコンビニエンスストアまで、充実したショップが集まっています。
ラハイナとカアナパリ・リゾートを結ぶシュガーケイン・トレイン(砂糖キビ列車)も、面白い蒸気機関車となっていますので、是非楽しんでみてください。

古代から受け継がれてきたパワースポット イアオ渓谷州立公園

ハワイ語で「至高の光」という意味を持つイアオ渓谷州立公園は、熱帯の自然の美しさやハイキングが楽しめる人気の観光スポットとなっています。
イアオ渓谷はマウイの4つの水を意味するナー・ヴァイ・エハーの一つでもあり、マウイのパワースポットと言われるだけあって、神秘的で美しい景観が魅力。
シンボルのクカエモク、通称イアオ・ニードルは、長年の雨風によって侵食されてできた峰で、谷底からの高さは365m、針の様に突き出した岩が天に向かってそびえ立ち、荘厳な迫力を放っています。
ここにはイアオとマウイ、半漁人の神プウオカモアの伝説が語り継がれ、古代ハワイアンにとってもマナが宿る神聖な場所。
また、カメハメハ大王がハワイを統一したパニワイの戦いの地でもあり、歴史的に見ても”ハワイ史上最も激戦で辛い”と言われる過去がこの地に残されています。
そんな激動の歴史をたどってきたこのエリアは、今も雄大で美しい自然が手つかずのまま、マウイの人々を見守っています。
雨の多いエリアですので、雄大な自然と空に映えるニードルを拝むには、比較的天候が安定している午前中に行くのがおすすめです。

ハワイ王国の首都として栄えた古き良き港町 ラハイナ港

19世紀半ば、世界中から船が往来し、捕鯨で栄えた港町、ラハイナ。
この町には、その時代に建てられた建造物が数多く残り、美しい海と賑わいを見せた、古き良き当時の面影が色濃く残っています。
中心部の海沿いには、目抜き通りとなるフロントストリートが南北に伸び、お洒落なカフェやレストラン、ギャラリーやショップが軒を連ねています。ここは、アメリカン・プランニング・アソシエーションの”Top Ten Greatest Streets”の一つにもランクインしており、海風を感じながらのんびりと歩けば、建物のすぐそばまで波が打ち寄せています。
また、潜水艦のツアーやシュノーケリング、ドルフィン・ホエールウォッチングなど、ラハイナ港が出発地となることも多く、海峡の向こうにはラナイ島があり、いつも多くの人が賑わっています。
ラハイナの顔となるパイオニア・インにはガイドブックで有名な船長さんの像が立ち、クジラの油を燃やして灯火していたオールド・ラハイナの灯台、怪我を癒したというハウオラの石など、ちょっとした待ち時間にも港町の歴史に触れることができますので、合わせて散策してみてください。

ハワイの海を深く知る マウイオーシャンセンター

ハワイ最大の水族館マウイオーシャンセンターは、1998年にマウイ島の中心、マアラエアにオープンしました。
総面積3エーカーの敷地内には、世界有数の珊瑚礁やウミガメをはじめ、ハワイ固有の海洋生物が数多く展示され、汲み上げた海水を使用するなど、生物たちに最適な生態系に近い環境が整えられています。
水族館は貴重な生態を扱い、生物たちにストレスを与えない配慮から、ふれあいコーナーやショーは実施されていません。
その代わり、体験型アクティビティが多数用意され、館内最大のアトラクション、「オープンオーシャン」では全長16.5mのトンネル型パノラマ水槽の中を進んで、マンタやサメが悠々と泳ぐ姿や、色鮮やかな熱帯魚を間近で観察し、認定ダイバーの方であれば水槽内に潜て体験できる「シャークダイブマウイ」が実施されています。
また、水族館はハワイの海の神秘や海洋生物への理解を深めるため、海洋学者によるプレゼンテーションなどを行い、環境保護の目的で、飼育している生物を成長の過程で海へ返す活動もしています。中でもハワイ固有のアオウミガメ(ホヌ)は、プログラムが確立しており、オープン当初から絶滅危惧種の保全、保護に貢献しています。
全米のベスト水族館としても評価が高く、ザガット・サーベイが選ぶ「家族で楽しめるハワイのアトラクション」としても1位を受賞した経歴のある水族館ですので、お子様から大人、お年寄りまで、違った視点からハワイの海を満喫できること必至です。

海を見渡すマウイ島初のアウトレットモール アウトレット・オブ・マウイ

ラハイナのオーシャンフロントに建つアウトレット・オブ・マウイは、旧ラハイナセンターを改装して2013年に開業しました。
アウトレットには元々あった10棟の建物をそのまま残しながら、アメリカやハワイ発の人気ブランドや雑貨店、レストラン・ダイニングなどが入り、海に面して快適にショッピングを楽しむことができます。
また、毎日開催される様々なイベントも人気で、フラやウクレレ、アウトドアマーケットなど、ハワイらしい明るい活気に溢れ、いつも多くの人が賑わっています。
インフォメーションセンターにあるクーポンブックの中にはお得な情報が満載です。モールに着いたら真っ先にゲットして、ショッピングを楽しんでくださいね。

自然の腕に抱かれた魚のオアシス カパルアビーチ

マウイで最も美しいビーチの一つに数えられるカパルアビーチは、細長く海に突き出た2つの岩礁に守られた、三日月形のビーチです。
カパルアの意味は “海を抱く腕” 。このビーチの形状をよく表しています。
ここは、静かで穏やかなシュノーケリングのベストスポットしても知られ、クロハギ、スズメダイ、アジ、ヒメジなどが泳ぎ、目の前にはモロカイ島が見えます。
また、浅瀬にもウミガメが藻を食べにやってきて、間近で愛らしい姿を観察したり、運が良ければ一緒に泳ぐこともできます。亀たちは警戒心もなく近寄ってきますが、人の匂いがつくといけないので触らないでくださいね。皆が守っているからこそ亀たちは近くまでその姿をみせてくれます。
自然の腕に囲まれたカパルアビーチは絵の様に美しく波も穏やかで、小さなお子様が砂遊びをしたり、波打ち際で遊ぶのにもぴったりの場所です。

マウイのプランテーション農業に染まる マウイ・トロピカル・プランテーション

120エーカーを誇る広大な土地を持ち、観光と共にマウイを支えた農業を紹介するマウイトロピカルプランテーション。
ここでは、ココナッツ剥きやパイナップルのカット実演、バナナやマンゴー、マカダミア ナッツなどの畑を巡るトロリーツアーに加え、5つのジップライン、不定期に行われるアウトドアコンサートなど、様々なアクティビティが充実しています。
また、敷地の中心部はノスタルジックな商業施設になっており、絶景を見渡すレストランや自家焙煎コーヒーを扱うカフェ、アイスクリームスタンド、お土産ショップなどがあり、当時使用されていた農耕具などがディスプレイされています。
1882年、カフルイとワイルク、パイア間で乗客と貨物を輸送していたクラウス スプレックルズは、カパアウまで旅した6つの客車のうち現存する最後の1台。それもこのプランテーションに残っています。
マウイトロピカルプランテーションでは、マウイで実る全ての果物、作物を見ることが出来ますので、その豊かな景色に、胸いっぱいお腹いっぱい、驚かされることでしょう。

色んな意味で天国に近い町?!「ハナ」

人口よりも牧場の牛の数のほうが多いとされる小さな町、ハナ。
ここにはかつてハワイ王家の先祖であり、高貴な血統とされた首長たちが暮らし、神に近い存在として崇められていました。
当時のハワイの人々にとっては神々の存在が生活の中心であり、聖地であるピイラニハレ・ヘイアウには、いまもその威光が残っているかのように、静かで荘厳な空間が広がっています。
そんな所以もあってハナは「天国に近い場所」とも言われ、たどり着くまでには一本の道を約3時間ドライブし、約600カ所のカーブと54の橋を進まなければなりません。
途中には、緑が溢れるトレイルや滝があり、何処までも広がる青い海と、そびえ立つ山々のパノラマが望めます。
サーファーの街パイアでは、カフェやレストラン、雑貨屋さんが軒を連ね、ローカルな雰囲気が漂っています。ハナへの「ピクニックランチ」を売っているお店もあり、SNS映えするスポットもありますので立ち寄ってみるのがおすすめです。
楽しみながら進んでも、ハナまではハードなロングドライブ。平坦な道ではないからこそ、心を惹き付ける天国のような魅力がハナにはあるのかもしれません。

バターとガーリック、海老の旨味がやみつき!ガーリックシュリンプ

ハワイグルメの定番、ガーリックシュリンプ。
ノースショアで有名な料理ですが、マウイ島にも美味しいお店や行列ができるようなキッチンカーがたくさんあります。
溶かしたバターにガーリックが香り高く、シンプルながらもまろやかで濃厚な味は、一度食べたら忘れられない癖になる美味しさです。
そして、なんといっても新鮮なエビのプリプリの食感と、殻の香ばしさが魅力。
殻ごと食べても良し、殻を剥いて身を堪能しても良し、味がしっかりついて、ライスやビールがよく進みます。
多少手が汚れますが、気にせず余すところなく豪快に味わってみてください。

日本人も大好きなハワイ風漬けマグロ アヒポキ

日本でもポピュラーなアヒポキは、マウイのマーケットや屋台、量り売りなどでも人気があります。
ハワイ語でアヒ(ahi)はマグロのことを意味し、ポキ(poke)は魚を切るという意味があり、マグロを食べやすい大きさに切り、醤油やごま油などで和えたシンプルな料理です。
多くの日本人移民がいるハワイでは、日本人に馴染みのある食べ物がたくさんありますが、アヒポキもそのひとつ。
新鮮な素材を活かしたシンプルな味つけで、ごはんにもよく合います。
ポキはマグロだけでなく、サーモンやタコ、エビ、ホタテ、チキンなどを選択したり、コチュジャンやマヨネーズ、レモンやハーブなど、色々なアレンジが楽しめるのも最近のトレンドです。
美容にもいいとされるアボカドも入っていることが多いので、さっぱりしていながらも濃厚な美味しさが味わえます。

ヘルシーで映えるハワイのモーニングフード アサイーボウル

ヘルシーで栄養価の高いアサイーは、朝食に最適。
ポリフェノールや食物繊維も豊富で、美容効果や貧血回復にも効果があると言われています。
そんなアサイーがたっぷり入ったスムージーに、グラノーラやナッツ、バナナやイチゴ、スーパーフードのゴジベリーなどをトッピングして、ハワイ産のハチミツやシロップをかけて味わいます。
ザクザクした食感や香ばしさは食べ応え抜群で、フレッシュなアサイーとフルーツの甘酸っぱさと甘いシロップがよくマッチして、様々な味と食感が楽しめます。
フルーツやシロップは豊富な種類を用意しているお店も多いので、自分好みにアレンジして、お気に入りをみつけてみてください。
これまで興味のなかった方も、マウイの海を眺めながら食べるアサイーボウルは格別です。ぜひお試しください。

ハワイ・マウイ島の観光スポットを楽しもう

マウイ島は自然が豊かで優しい雰囲気が漂うヒーリングアイランド。
ゴルフ場やショッピングモールなどに隣接する大型リゾートから、古き良き町を歩いたり、雄大な自然に包まれて息をのむほどの絶景やくじらに出会ったり。
人と自然が調和し、穏やかで風光明媚な島には、朝から晩までゆっくりと時が流れ、充実した感動が待っています。
美しい朝焼けから始まり、オレンジ色の美しいサンセット、そして降リ注ぐような星空に見守られて、マウイの1日を過ごしてみませんか?

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