カナダ・キャベンディッシュに行ったら何をする?おすすめ観光名所

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カナダのプリンスエドワード島にある小さな村、キャベンディッシュは世界的に有名な物語「赤毛のアン」の舞台となった村です。
「赤毛のアン」は日本でもドラマが放送されていたり、小説だけでなく絵本や漫画にもリメイクされていたり、読んだことがないという人も、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
主人公アンは想像力豊かな女の子。孤児院から男の子を引き取るつもりだった夫妻のもとへ間違って送られてきたアンは、夫妻から孤児院へ送り返されそうになるものの、彼女がもつ天真爛漫な闊達さと心優しい人格によって、夫妻はアンとともに暮らしていくことを決めます。
親友のダイアナやクラスメートのギルバートと様々な事件を起こし、村の人々を巻き込んで大騒ぎするアンの生涯を描いた「赤毛のアン」は、世界中にファンが多く、素朴な田舎町に憧れを抱く人も少なくありません。
そんな「赤毛のアン」の村、キャベンディッシュの観光名所をご紹介します。

目次

アンが暮らした家 グリーン・ゲイブルズ・ハウス

「赤毛のアン」は英語の原題を直訳すると「グリーン・ゲイブルズのアン(Anne of Green Gables)」となります。グリーン・ゲイブルズは、アンを孤児院から引き取ったマシューとマリラ夫妻の屋号です。
アンが少女時代を過ごした家であり、アンが結婚して家を出るまで、アンの部屋がありました。グリーン・ゲイブルズ・ハウスは、まさに「赤毛のアン」の世界がそのまま再現されている家です。アンの部屋はもちろん、キッチンやダイニングにもグリーン・ゲイブルズの生活の様子が再現されていて、まるで物語の中に迷い込んでしまったような気分を味わえます。
この家は、実際は「赤毛のアン」の作者モンゴメリ夫人のおばさんが暮らしていた家で、モンゴメリ夫人は大好きなおばさんの家で「赤毛のアン」の物語を膨らませていきました。

「赤毛のアン」の生みの親 モンゴメリ夫人の墓

キャベンディッシュの共同墓地には「赤毛のアン」の生みの親である、モンゴメリ夫人のお墓があります。
モンゴメリ夫人は、カナダのトロントでその生涯を終えましたが、彼女が大好きだったキャベンディッシュの共同墓地を生前に購入していたため、亡くなった後に遺体が運ばれて、キャベンディッシュの地に埋葬されました。
モンゴメリ夫人のお墓の前には、花が咲き誇り、初夏の季節に訪れると色とりどりの花に囲まれた穏やかな雰囲気を見ることができます。

アンが花冠をつけて登場したキャベンディッシュ教会

「赤毛のアン」の作中で、アンガ花冠をつけて登場したことで、教会にいる人々を驚かせたというエピソードの教会が、ここキャベンディッシュ教会です。
モンゴメリ夫人もキャベンディッシュ教会に通っており、日曜日にはここで教師をしていました。モンゴメリ夫人が弾いたというオルガンも残されています。
木造の立派な教会で、赤茶色の屋根と、白い外壁が可愛らしい印象です。
「赤毛のアン」の世界観を感じられるスポットとして人気の観光名所となっています。

アンがダイアナと並んで歩いた恋人の小径

「赤毛のアン」の中で、アンが親友のダイアナと並んで歩き、学校へ通っていた小路が「恋人の小径」です。白樺や楓の木が小路の周りを囲い、ロマンチックな雰囲気と、どこかひっそりとした秘密の空間を感じさせるような雰囲気を感じられます。
アンがグリーン・ゲイブルズにやってきて、この小路を見つけてすぐに「恋人の小径」という名前をつけました。
たくさんケンカをしながらも、仲良くなり、のちにアンの夫となるギルバートが、アンを散歩に誘ったのも恋人の小路でした。
二人の未来を示唆するかのようなシーンで、読者たちがワクワクしながら読んだシーンでもあります。
今でも「赤毛のアン」の世界をそのまま再現したかのように木々が茂りロマンチックな雰囲気をたたえている恋人の小路。
大切な人と並んで歩いてみてはいかがでしょうか。

アンとダイアナが想像力を膨らませすぎたおばけの森

アンの家からダイアナの家へ行くのに通るうっそうと茂る森。
この森にアンは「おばけの森」という名前をつけて、親友ダイアナと一緒に想像力を膨らませました。自分で想像力を膨らませたのに、あまりの恐ろしさに後悔したアンは、騒ぎをおこしてマリラに罰を与えられたというエピソードが残っています。
この時の恐ろしい想像のせいで、ダイアナはそれ以降想像することをやめてしまいます。
それでもアンは、想像することを止められませんでした。アンの想像力は天性のもので、その後も彼女の豊かな想像力は実に様々な事件を巻き起こします。
森の中は整備されていて散歩できるようになっています。
おばけがでそうな雰囲気はありませんので、のんびりと自然の中を散策してみてください。

カナダ・キャベンディッシュの観光スポットを楽しもう

キャベンディッシュは、いたるところに「赤毛のアン」を感じられる観光地で、世界中の「赤毛のアン」ファンが訪れます。
アンが暮らした家、アンが通った教会、アンが歩いた小路や森など、物語の中に迷い込んだかのような気分を味わえます。
また、馬車に乗ったり、「赤毛のアン」に登場する料理をレストランで食べたり、キャベンディッシュの郵便局から絵ハガキを出したり、「赤毛のアン」を楽しめる体験が盛りだくさんです。
「赤毛のアン」が好きだという方は、ぜひ一度訪れてみてください。

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