イタリア共和国・アマルフィに行ったら何をする?おすすめ観光名所・グルメ

近年日本でも注目を集めている南イタリア。中でもアマルフィは世界でも最も美しい場所の一つとされ、世界遺産にも登録されているイタリア随一のリゾート。
断崖絶壁がおりなす海岸線は複雑に入り組んでおり、斜面に沿って建つ家々の光景は眩しいほどに魅力的!
青い海とのコントラストはもちろん、海洋国家として発展してきた歴史やヘラクレスの神話との背景も相まって、人々を魅了し続けています。
そんなアマルフィには心躍らされる見どころがいっぱい!おすすめの観光スポットをご紹介します。

目次

ミックス様式のアマルフィのシンボル! アマルフィ大聖堂

アマルフィ大聖堂の歴史は古く、9世紀頃に建設。
その後複数回に及ぶ改修が成され、美しい天国の回廊は、13世紀に上流階級層の墓地として増設されたものになります。
回廊は2本の円柱に支えられたアーチが交差し、日の傾きによって織りなす影の濃淡が変化。美しく、オリエンタルな雰囲気に包み込まれます。
また、大聖堂の最大の特徴は、ロマネスク建築やバロック建築、ロココ建築だけでなく、かつて交易のあったビザンチンやイスラムの建築様式をも混在・融和しているところ。
ファサードのマーブルや頂上に施されたモザイク装飾、鐘楼のマジョルカ焼きタイルも、一見の価値があります。
地下礼拝堂クリプタには町の守護聖人である聖アンドレアが祀られ、大理石の装飾で埋め尽くされた祭壇や天井のフレスコ画は目を見張るもの。厳かな雰囲気に圧倒されます。
階段を上ると聖堂内は三廊式のバロック様式になっており、「キリストの鞭打ち」、「使徒アンデレの磔刑」、「サンタ・マンナの奇跡」といった天井画も必見!
博物館となっている”十字架上のキリストの聖堂”には13世紀から14世紀のフレスコ画が残っており、司教の冠や祭壇飾り、聖母子像などもみることができます。

行き交う人々で賑わう大聖堂広場 ドゥオーモ広場

アマルフィの観光スポットの中心はアマルフィ大聖堂が建つドゥオーモ広場。
ここには中央に聖アンドレアの噴水があり、「聖アンドレアの泉」と言われ、水を飲む人もいるほど。
石造りの大階段に腰を掛ける人や待ち合わせをする人、訪れる観光客で賑わっています。
1830年創業の老舗カフェ「パンサ」は、広場に面してお店を構え、外にあるテーブル席はこの上ない特等席。
レモンを使用したアマルフィの伝統菓子を食べながら、おしゃべりに花が咲きます。
広場には他にもアイスクリームのお店やバールなどもあり、昼間は明るい雰囲気、夜は美しいライトアップの中、想い想いに過ごす様子が見られます。
この広場から、メインストリートであるロレンツォ・ダマルフィ通りへ歩けば、ショップやレストランもたくさん!現地の様子を眺め、歩くだけでも楽しめます。

貴重な紙の伝統を伝承 紙の博物館

アマルフィはイタリアで初めて木綿繊維100%の手漉き紙の製法が伝わった町。
西洋における羅針盤航海術でいち早く海に出た英雄フラビオ・ジョイアがその技術をもたらしたとされています。
断崖絶壁に囲まれ、農業に適した土地を持たないアマルフィでは、豊富な水源を活かした紙産業が唯一定着。13世紀には40近くもの製紙工場が存在していました。
現在は、昔ながらの製法で作る紙屋さんは数件。
ムリーニ渓谷にある紙の博物館は、製紙工場のひとつを博物館として改装し、その魅力を伝えています。
当時使われていた水車や機械などを展示し、紙製造の工程を学んだり、実際に紙すきを体験したり・・・。
アマルフィ製の紙はイタリアでは高級品とされ、結婚式の招待状や食事会のメニュー表などに使われ、今日も親しまれています。
押し花の入ったものは可愛らしく、お土産としてもおすすめ。お好みのものを見つけて、風合いを楽しみましょう。

聖なるパワースポットさながら! エメラルドの洞窟

南イタリアの洞窟といえば、カプリ島にある青の洞窟が有名ですが、断崖絶壁のアマルフィ海岸が生み出したエメラルドの洞窟もおすすめ。
アマルフィの町からはボートで15分、1932年に地元の漁師により発見されました。
洞窟の入口付近に接岸し、中へ入ったら小舟へと乗り換え。少し進むと水面がだんだんとエメラルド色に染まっていきます。
これは、外海に通じる海底トンネルから差し込む光が洞窟の底を反射させ、海水面の色を変化させているのだそう。
石灰質地層の洞窟には石筍と鍾乳石も形造られ、海底に沈むキリスト誕生を表現したプレゼピオの陶器も、独特な世界を創り出しています。
水しぶきがキラキラと輝き着水する様子は、まるでエメラルドのよう。その神秘的な雰囲気を、ぜひ体験してみてください。

憩いのリゾート ポジターノ

アマルフィの海岸線の中心あたりに、崖の上に造られた港町、ポジターノがあります。
ここは、ラグジュアリーな雰囲気も楽しめるリゾートとして知られ、ヨーロッパセレブも滞在するほど、洗練された街並みがお洒落!高低差の大きい断崖の急斜面にカラフルな建物が建ち並び、アマルフィらしさを堪能できるドライビングコースとしても人気があります。
街の中心の低地には、タイル張りのクーポラを持つサンタ・マリア・アッスンタ教会があり、存在感抜群。
バシリカ様式の装飾や、ポジターノの名前の由来となったビザンチン様式の黒い聖母子像の画、色鮮やかなステンドグラスなども見ることができます。
また、国道沿いの展望台「Belvedere di Positano」からは、美しい海岸線と街を一望!
名物のレモンやフレッシュジュース、お土産屋台を楽しみながら、アマルフィの絶景を満喫しましょう。

自然でできた造形美 マリアとイエスに見える奇岩

アマルフィとポジターノの町の間には、自然が作り出した奇岩を見られるエリアがあります。
その中でも特に有名なのが、海岸線に露出した断崖の岩に佇む「マリアとイエスに見える奇岩」です。
太陽に照らされたマリアのシルエットはイエスを抱き、うつむくように我が子を見つめているかのよう。その神々しさに、心奪われます。
ソレントからポジターノ、アマルフィ、サレルノに至るまでの約30kmの海岸線は、「世界一美しい海岸線」とも「レモン街道」とも称される、風光明媚なスポット。地形を活かした様々な造形美に、心癒されることでしょう。

天空に浮かぶ音楽の町 ラヴェッロ

ラヴェッロは、アマルフィから約2km。海抜350mほどの高台に、ひっそりと佇む街です。
ここは「音楽の街」、「芸術家の街」とも呼ばれ、ドイツの作曲家ワーグナーをはじめ、数々の芸術家が魅了された場所。
夏には毎年、13世紀に建てられたヴィッラ・ルーフォロで「ラヴェッロ音楽祭」が開催されます。
また、アマルフィ海岸やサレルノ湾が一望できる絶景ポイントとしてもおすすめ。ここからの景色はアマルフィとはひと味違い、”天国に一番近いパノラマ”とも称されるほど。
ヴィッラ・チンブローネの石畳の並木道を通り、辿り着いた天空のテラスからの風景は解放感抜群!
ラヴェッロそのものが天空に浮いたような場所ですが、空と海が溶け合う絶景に、誰もが癒されることでしょう。

お手頃軽食に最適! クオッポ

アマルフィやポジターノはイワシ、イカ、エビといったシーフードも絶品。
魚屋の軒先ではカラッと揚げたフライをテイクアウトで提供しています。
クオッポの種類はポテトや魚も含め様々ですが、筒状の入れ物に揚げたてのアツアツシーフードがたっぷり。
ここでもレモンが添えられ、海岸線などを歩きながら食べられるのも、嬉しいポイント。
うま味と食感がビールにもよく合い、癖になる美味しさです。

海の幸のグリル フリッティ ディ マーレ アッラ グリッリア

イタリアではグリル全般を「alla griglia」と呼び、地中海の海の幸を豪快にいただくフリッティ ディ マーレ アッラ グリッリアは絶品!
イカやエビ、貝、白身魚などをグリルして食べれば、プリプリ、ホクホク、素材そのものの味をそのまま堪能できます。
味付けには、オリーブオイルとレモンが定番ですが、これがまた美味!
アマルフィ海岸で獲れたばかりの魚をリクエストして、複数人で食べるのがおすすめですよ。

もちもち食感に大満足!シャラティエッリ

シャラティエッリは、うどんやきしめんを少し細くしたようなちょっと太めのパスタ。
アマルフィ海岸では定番のご当地パスタとして知られています。
麺は水ではなく牛乳で混ぜて作られており、もちもちした食感と、シコッとした歯触りが特徴的。
モッルースコという2枚貝や手長エビなどのシーフードを豪快に使って、うま味もたっぷり!
ソースと麺がよく絡んで、お腹もばっちり膨らみます。

爽やかリキュール レモンチェッロ

美しい海岸線に面したアマルフィには、保護地域指定表示であるIGP称号を持つレモンがたくさん!
シチリア産とは異なる大振りのレモンは皮が肉厚で、ビタミンも豊富。
その皮を薄く削ぎ、純度の高いアルコールに漬け込むことで、美しいイエロー色やうまみを引き出し、爽やかなリキュールに仕上げています。
果汁ではなく皮を使用することで、尖った酸味はなく香り豊か。
アルコール度数がやや高めなので、ソーダ割やカクテル、昼間ならスムージーなどにして味わうのもおすすめです。
アマルフィ海岸一帯には、数え切れない程たくさんのリモンチェッロ店がありますので、ぜひお試しください。

レモン尽くしのケーキ デリツィア・デル・リモーネ

レモンチェッロと同様、アマルフィのレモンは皮が最大の立役者!
リゾットやパスタ、砂糖付け、お菓子などにも頻繁に使用されます。
そのケーキの代表が、イエロードーム型の可愛いドルチェ、デリツィア・デル・リモーネです。
レモンクリームをレモンチェッロを染み込ませたスポンジで包み、さらに上からレモンクリームでコーティング。
甘すぎず爽やかで酸っぱくもないため、スウィーツ好きやレモンフリークはもちろん、甘いものが苦手な方にもおすすめです。
アマルフィのどこのバールでも売っていますので、見つけたらぜひ、味わってみましょう。

イタリア共和国・アマルフィの観光スポットを楽しもう

ヘラクレスが愛する妖精のために探し出したという伝説が残る、美しい海岸線アマルフィ。
太陽が降り注ぐエメラルドグリーンと深い青のグラデーションに急峻な岸壁、そこに建つカラフルな家々のコントラストが美しく、街中には歴史的な建物やアート、お洒落なカフェなどが点在。
人がぎりぎりすれ違うくらいの細い階段は迷路のように張り巡らされ、訪れる人を美しい絶景へと誘い入れます。
かつてはヴェネチアと並ぶほど繁栄した町には異国情緒が漂い、穏やかな自然や、人々の陽気な雰囲気も魅力的。
アクセスが少し難しいのが悩みのタネでもありますが、フェリーを利用すればローマからの日帰りアクセスも可能!
断崖絶壁を眺めつつ、地形の醍醐味を味わいながら入港してみるのもまたおすすめです。

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