カナダ・オタワに行ったら何をする?おすすめ観光名所

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カナダの首都オタワは、メープルシロップの名産地であるオンタリオ州にある、首都としては比較的小さな都市で、カナダ建国の歴史を感じられる古い街並みがお洒落で、世界で最も美しい都市のひとつと言われています。
特に美しい街並みが広がるのはオタワ川沿いで、ただ歩いているだけでも観光気分が味わえます。
今回はそんなオタワの観光名所をご紹介いたします。

目次

高台に建つ美しい建物が印象的 カナダ国会議事堂(パーラメント・ヒル)

オタワの高台、パーラメント・ヒルに建つ美しい建物は、オタワのシンボル的な存在であるカナダ国会議事堂です。
イギリス統治時代の1857年に建てられたネオ・ゴシック様式の建物で、教会を彷彿とさせるような歴史的な外観は思わずカメラに収めたくなります。
現在も現役で使用されていますが、内部の見学もできます。最も高いタワーには展望台があり、オタワの街並みを見下ろすことができます。
イギリスのバッキンガム宮殿のように衛兵交代の儀式もおこなわれ、観光名物となっています。
国会議事堂の周りは緑豊かな広場となっており、地元の人々の憩いの場として休日はのんびりと過ごす人で賑わっています。

水門が並ぶ景観が美しい世界遺産 リドー運河

オタワとキングストンという古都を結ぶリドー運河は、全長約202kmで、古くから商業物資や人々の運送に利用されてきました。1826年から1832年にかけて造られた北米最古の運河で、その歴史と、水門が並ぶ景観の美しさから、2007年に世界遺産に登録されました。
夏は遊覧船でクルーズを楽しむことができ、運河から美しいオタワの街並みを眺められます。冬にはリドー運河が凍り、スケートリンクとして開放されます。世界一長いスケートリンクとして2005年にギネスに登録されました。季節に合わせて楽しめる観光名所です。

セリーヌ・ディオンが挙式したオタワ最古の教会 ノートルダム聖堂

伝統的なバロック様式の教会、ノートルダム聖堂は、1839年から1885年の間に建てられたオタワ最古の教会です。
銀色に輝く尖塔が印象的で、内部はコバルトブルーの天井アーチが美しく、太陽光が透けるステンドグラスが見事です。金色に輝くマリア像や、200以上の聖人の像が飾られているのが壮観で、オタワを訪れたら観光したい見どころスポットのひとつです。
このノートルダム聖堂は、世界的に有名なモントリオール出身の歌手セリーヌ・ディオンが結婚式を挙げた教会として知られています。
世界の歌姫が愛を誓った教会をひと目見たいと、ファンの聖地としても人気のスポットです。
毎晩音楽と光のショーが開催され、有料ですが幻想的な雰囲気や美しい音楽を楽しめます。日曜日の礼拝では世界最大級のパイプオルガンの響きを聴くこともできます。

古くからオタワの台所として賑わった市場 バイワード・マーケット

オタワの人々が日々の買い物に利用する市場、バイワード・マーケットには、新鮮な野菜や果物、肉や魚など、食料品をはじめ、お菓子屋やケーキ屋、花屋も並び、散策してもとても楽しいマーケットです。
ちょっとしたお土産屋もありますし、普段使い用のメープルシロップなど、カナダらしいものもたくさん売られているので、お土産探しにもピッタリのスポットです。
市場の周りにはレストランやカフェがたくさんあるので、食事やお茶をしてから市場見学に行くのも良いですし、市場を見学してからゆっくりと食事を楽しむのも良いです。

巨大な蜘蛛のオブジェがインパクト大 カナダ国立美術館

1880年に設立されたカナダ国立美術館には、カナダの美術作品のコレクションをはじめ、ゴッホやゴーギャン、ルーベンスなど世界の巨匠たちの名画も所蔵されています。
1988年にモシュ・サフディという建築家がデザインしたガラス張りの建物が印象的ですが、正面にある蜘蛛のオブジェの方が目を引くかもしれません。
様々なアート作品が楽しめますが、見どころは「グループ・オブ・セブン」というカナダ出身の画家集団によるカナダの自然を描いた作品です。カナダらしさを表現した作品で、ここでしか見られない貴重な作品なので、ぜひ見てみてください。

夏にはナイトミュージアムツアーにも参加!カナダ国立自然博物館

オタワのダウンタウンに堂々たる姿で建っている重厚な建物こそが、カナダ国立自然博物館です。1916年にカナダの上下院が設置されていた建物を利用しているため、風格のある外観となっています。
自然史や地学、宇宙などについての展示が充実している博物館は4つのエリアに分かれています。子どもたちに大人気の恐竜コーナーにはカナダで発掘された恐竜の化石も展示されています。
夏には夜間に博物館に入ることができるナイトミュージアムツアーも実施されており、映画「ナイトミュージアム」の気分を味わえます。

負の歴史について知り未来のために何が必要かを学ぶ カナダ戦争博物館

オタワには国立の戦争博物館があります。
2つの世界大戦をはじめとする、カナダが関わってきた戦争にまつわる様々な資料が展示されており、8つのギャラリーに分かれています。
カナダという国が世界で起こった戦争にどのように関わってきたのか分かり、日本人の視点から見ると、また別の角度から世界大戦を知ることができます。
実際に戦争で使用された大砲や戦闘機も展示されており、生々しい歴史を感じられます。
戦死者を追悼するコーナーもあり、戦争の哀しさや恐ろしさ、愚かさを肌で感じられます。

コンフェデレーション広場に立つ 戦争記念碑

国会議事堂のすぐ近くにあるコンフェデレーション広場には戦争記念碑が立っています。
戦没者を追悼するための記念碑で、イギリスのバーノン・マーチというアーティストが手掛けた花崗岩のアーチが印象的です。
もともとは第一次大戦で命を落とした6万人の兵士を追悼するための記念碑として建てられましたが、今は全ての戦没者を悼む役を果たしています。

コインの鋳造過程が見学できる造幣局 ロイヤル・カナディアン・ミント

オタワの隠れた観光スポットとして人気なのが、造幣局ロイヤル・カナディアン・ミントです。カナダ国内に2ヶ所ある造幣局のうちのひとつがオタワにあり、もうひとつはウィニペグにあります。ウィニペグではカナダ国内に流通している通常の貨幣を造っており、ここオタワの貨幣局では記念コインなどを造っています。
内部見学ツアーでは、コインを鋳造する過程を見学することができ、金塊に触れることができるコーナーもあります。

カナダ・オタワの観光スポットを楽しもう

カナダの首都オタワには、国会議事堂をはじめとする観光名所が多数あります。
リドー運河は季節によって様々な表情を見せ、観光客を楽しませてくれます。
また、オタワには数々の博物館や美術館があり、ひとつひとつ巡ってみるのも楽しそうです。歴史、科学、アートなど、その分野は多岐に渡りますので、興味のあるものについて展示されている博物館に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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